2017/03/02 07:10

「ディズニー映画」禁断の裏側を読み解く本が発売に

おすすめ新書:「暗黒ディズニー入門」高橋ヨシキ(コア新書/コアマガジン)
おすすめ新書:「暗黒ディズニー入門」高橋ヨシキ(コア新書/コアマガジン)

ディズニー作品の「新しい見方」に目覚める一冊!

「ディズニーの魅力は?」と聞かれたら、何と答えるだろう。夢とファンタジーに満ちた世界観、それとも善が救われる感動的なストーリー…多くの人がそう答えるに違いない。だが、もしそれら以外の魅力が存在するとしたら? そしてその魅力がディズニーのイメージとは相反する、どす黒いものだとしたら? 2017年3月3日に発売される新書『暗黒ディズニー入門』(コアマガジン刊)は、そんな「ディズニー」の真の魅力に迫る、画期的な一冊だ。著者は、雑誌『映画秘宝』のアートディレクター、ライターとして活躍する高橋ヨシキ。悪魔主義者としても知られる著者が、ディズニー映画が放つ文字通り悪魔的な魅力を紐解いていく。

本書はディズニーを単に「夢に満ちた素晴らしい存在」と肯定したり、「夢を掲げ、鐘を稼ぐ資本主義の権化」と批判することもない。その代わりに「新しいディズニーの見方」を示してくれる。例えば著者が愛してやまないと語る『ダンボ』(1941)。「大きな耳の子ゾウ・ダンボが様々な困難に遭いながら成長し、最後にはその大きな耳を使って空を飛びスターになる」という感動的なストーリーで人気の作品だ。だが本書では『ダンボ』を「奇形と差別にまつわる物語」とし、サーカスに併設された見世物小屋などとの関係のもとに論じることで、新たな魅力を明らかにしている。また『ノートルダムの鐘』(1996)には、心優しい障がいを持つ青年の恋物語ではなく、悪魔的なイメージに溢れキリスト教の偽善を突く、アンチクライスト的な作品だ、という新たな解釈のもと論じられていく。
映画だけではなく、ディズニーランドに言及されている点も非常に興味深い。現実とは切り離された「夢の国」としてディズニーランドは、当初どのようなコンセプトで建設され、どれほど異質な存在だったのか。本書はそれを通してディズニーという存在が秘める暗黒性を明らかにしていく。

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