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2017/02/17 06:30

青い空間が超ミステリアス!名物ゼリーポンチも超カラフルな京都の名喫茶ソワレ

「ゼリーポンチ」(650円)。40年前に考案された一品。ソーダ水に浮かぶ5色のゼリーが美しい/喫茶 ソワレ
「ゼリーポンチ」(650円)。40年前に考案された一品。ソーダ水に浮かぶ5色のゼリーが美しい/喫茶 ソワレ

芸術家が集う店や大学前の店など、文化的なイメージがある京都の喫茶店。文化人も通った名喫茶が多数そろうなか、ミステリアスな雰囲気が魅力の「喫茶 ソワレ」を紹介。創業当時の雰囲気を残す青い魅惑の空間で、巨匠・東郷青児の絵と宝石のようなゼリーが楽しめる。

■ 活気を取り戻し始めた戦後に夢を抱く人が集った喫茶店

高瀬川沿いに飲食店がつらなる木屋町の入口で、不思議な雰囲気を醸す「喫茶 ソワレ」。窓から漏れる青い光には、ドアを開けるのをほんの少しためらわせるあやしさもある。創業者の元木和夫さんが、店を開店したのは1948(昭和23)年のこと。染色家である上村六郎よりアドバイスを得て、“女性がきれいに見える”青色の照明を採用した。壁からトイレのドアノブにまで施された木彫りは、元木さんの釣り仲間で彫刻家の池野禎春が手がけたものだ。今や休日ともなると店先に行列ができる。

遠方からも訪れる人々の多くは、「ゼリーポンチ」がお目当て。シュワッとはじけるソーダとゼリーのかわいらしさを堪能したら、ぜひ、壁の絵画にも目を向けてほしい。著名な芸術家と親交のあった元木さんは、絵画のコレクターでもあり、美人画の巨匠・東郷青児の絵を店内に飾っていた。すると、自身の作品「夜会の女」を購入した人物と店に興味をひかれたと本人が来店。以来、この店のために美人画を何枚も描いたという。かつて、粋な芸術家や文化人の社交場として愛された喫茶店は、その表情を変えることなく、時代と共に移ろう新たな感性を受け入れ続けている。

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