2018/03/30 11:00

歯科医が伝授「歯茎と口臭」で血液の流れや精神状態がわかる

 
「口の中の異変は、大病のサインのことが多いんですよ」
 
そう語るのは、中城歯科医院の中城基雄院長。専門の口臭治療を含め、日本全国から患者さんが来院し、30年以上、延べ数万人の口腔治療をしてきたスペシャリストだ。
 
「舌や唇、歯茎は毛細血管が集まっている場所です。血液の滞りや色の変化が見えやすく、体の不調がサインとなって現れます。特に舌の裏は体の中で唯一、静脈がじかに見える場所。血液に重大な問題が生じたときは、異変が顕著になります。私の専門分野である東洋医学にも、『舌診』という言葉があり、 口の中を見れば病気のシグナルがわかる といわれているんですよ」(中城先生・以下同)
 
つまり、口の中の異変をキャッチすれば、大病を未然に防ぐことができるというわけ。早速、注意すべき症状と、そこから予測できる病気を教えてもらった。
 
■歯茎・唇
 
「歯と歯の間の三角形の歯茎部分が赤く腫れ、歯を磨くと血が出たら、歯周病かもしれません。歯周病は血糖コントロールに問題を起こしやすく、糖尿病になるリスクが通常の人の2倍といわれています」
 
また、歯茎の色が赤みを帯びているときは、高血圧で血管に負担がかかっている。この状態が続くと心臓が腫れて、心臓の働きが低下してしまう。
 
「心臓の働きが弱まると、次第に低血圧に移行し、血液が滞るように。こうなると心筋梗塞になる恐れが出てきます」
 
次に、唇の色も見逃せない。輪郭が緑色になったら、がんの疑いがあるという。
 
「血液の質が悪化したり、酸素不足で緑色になることが。これはがん細胞が増殖する際に、血中の栄養が使われ質が下がるからです。歯茎も緑色になることがあります」
 
■口臭・味覚
 
ふだんから気を配りたい口臭だが、歯を磨いた後でも臭う人は、不調を疑ったほうがいい。最悪、がんに侵されている可能性が高いという。
 
「がん細胞には特有の代謝があるため、そこで発生する揮発性の硫黄化物質が、息に混じっているといわれています。私は、実際に数千例の患者さんの臭いを嗅ぐことで、がんの部位と臭いの傾向もわかってきました」
 
たくあんのような発酵した臭いがする場合は乳がん、玉ねぎが腐った臭いは大腸がん、肉が腐った臭いは呼吸器系のがんの可能性が高いという。
 
「ただ、残念ながら、人間の体は口臭が自分ではわからないような仕組みになっているんです。週に1度を目安に、家族で嗅ぎ合うといいでしょう」
 
また、味覚に変化が起こるときは、メンタル面で問題を抱えている疑いがあるという。
 
「何も食べてないのに舌に苦味を感じるようになったら、自律神経が乱れている可能性が高いですね。交感神経が過剰に働いて、唾液の量が減少し、口内の悪玉菌が増殖しているから、苦味を感じるんです。自覚しないうちに、過緊張、ストレス、抑うつ状態に陥っていることが考えられます」

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