2018/03/29 20:30

背中のブツブツをきれいに!「背中ニキビ」の原因と対処法

背中のブツブツは、肉眼で確かめることができません。それだけに、背中のブツブツが気になると、人前で薄着になるのが怖くなってしまいますね。

背中のブツブツの原因は何なのでしょうか?

今回は、コスメコンシェルジュの筆者が、背中のブツブツの種類や対処法、背中ニキビができるメカニズムや予防法、おすすめの商品などをくわしくご紹介します。

■目次
1.背中のブツブツの種類・対処法(背中ニキビ、粉瘤、毛孔性苔癬)
2.背中のブツブツ(背中ニキビ)の予防法
3.背中にブツブツ(背中ニキビ)ができるメカニズム
4.背中ニキビの原因になる「NG習慣」6つ
(1)化学繊維の衣服を着用
(2)パジャマやシーツをこまめに変えない
(3)シャンプーやボディソープの洗い残し
(4)ゴシゴシ洗う、洗浄力の強いボディソープを使う
(5)ストレスや睡眠不足
(6)脂質や糖質の多い食生活
5.背中のブツブツケアにおすすめの商品紹介

■1.背中のブツブツの種類・対処法(背中ニキビ、粉瘤、毛孔性苔癬)

ひとくちに背中のブツブツといっても、種類や原因はさまざまです。何も知らずに自己流でケアすると、かえって背中のブツブツが悪化してしまうことも。

まずは、あなたが悩んでいる背中のブツブツが何なのか、また適切な対処法は何なのかを把握しましょう。

(1)背中ニキビ

背中のブツブツでもっとも多いと考えられるのが、ニキビによるものです。

背中ニキビができる原因は、過剰な皮脂分泌です。背中は顔と同じで皮脂腺が多いパーツなので、ニキビができやすい環境にあります。

また、衣服や下着の擦れや蒸れが生じやすく、できたニキビが悪化してしまう場合もあります。

背中ニキビを改善するなら、ニキビケア用の化粧水や美容液を使用するほか、角質ケアによって角栓を除去すること、ボディローションやボディミルクで背中の乾燥を防ぐことがポイントです。

化粧水や美容液は顔用を使用してもかまいませんが、ボディ用のスプレータイプなら、届きにくい背中にもしっかりアプローチすることができますよ。

(2)粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤とは、良性の腫瘍の総称です。

皮膚に袋状の構造物ができ、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が滞ることで、本来垢となって剥がれ落ちる角質や皮脂が排出されず、袋の中に溜まってしまった状態をいいます。

特に、背中は衣服や下着による摩擦・圧迫で角質が厚くなりやすく、ターンオーバーがうまく行われない場合があります。

軽い場合は痛みを生じませんが、ブツブツの開口部に細菌が侵入することで、真っ赤に腫れ上がり化膿することも。化膿すると痛みが出るため、医療機関での受診・治療が必要です。

粉瘤が軽い場合は、抗生物質の内服で対処することができますが、ひどい場合は外科的切除手術によって膿を取り出します。大きなものでなければ局所麻酔で日帰り手術も可能です。

(3)毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

毛孔性苔癬は、毛穴の出口付近が角化することで起きる皮膚疾患のひとつです。

円すい型をしていて、皮膚が乾燥している人に起きやすいのが特徴です。また、通常であれば皮膚色もしくは淡紅色をしているのですが、皮脂がたまると細菌が感染しやすくなり、炎症を起こして赤くなります。

ニキビのように広がることはありませんが、左右対称性がみられることもあります。多くは小児期から思春期に見られるもので、20代後半以降は加齢とともに軽減するといわれています。

また、毛孔性苔癬は炎症した場所が色素沈着を起こし、茶色く目立ってしまうこともあります。皮膚科では尿素クリームを処方される場合が多く、毛穴の出口を軟化させる治療法が用いられます。

ブツブツが硬いと、皮膚を薄く溶かす薬(サリチル酸ワセリン)のようなものが処方されるほか、希望に応じて保険外治療(レーザー脱毛、ピーリング、レチノイドの外用内服)を受けることも可能です。

■2.背中のブツブツ(背中ニキビ)の予防法

背中のブツブツでもっとも多い背中ニキビを未然に防ぐためには、「清潔に保つこと」と「定期的に角質ケアをする」の2つが主なポイントです。

ここでは、背中ニキビを防ぐ3つのポイントについて、実例を交えながらご紹介します。

(1)清潔に保つ

背中ニキビを防ぐ基本的なコツは、肌を清潔に保つこと(汚れを残さないようにすること)です。

特に背中は手が届きにくく、洗い残しが起こりやすいところです。ボディソープだけでなく、シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しにも注意しましょう。

またお風呂では、体を洗ってから湯船につかっていませんか? 実は、体を洗う前に湯船につかるほうが皮膚が柔らかくなるため、汚れが落ちやすくなるのです。

入浴時は、お湯で体を流してから先に湯船につかり、そのあとに身体を洗うようにしましょう。

背中ニキビを予防!手作りバスフィズの作り方

市販の入浴剤にも含まれる成分である炭酸水素ナトリウム(重曹)は、清浄効果を高めます。重曹が皮脂となじむことで汚れが落ちやすくなるので、背中ニキビの予防にもぴったりなのです。

しかし、重曹をそのまま入浴剤として使うのはNGです。重曹を使ったバスフィズ(バスボブ)の作り方をご紹介します。

用意するもの(1回分)

重曹 大さじ2
クエン酸 大さじ1
片栗粉 大さじ1
グリセリン 小さじ1/2
エッセンシャルオイル(精油) 5滴以下

今回用意している重曹やクエン酸は、100円ショップで販売している掃除用のものですが、誤飲の心配もありますし、デリケートな肌に使うので、なるべく食品用の重曹やクエン酸を使用するようにしましょう。

グリセリンは、ドラッグストアで400円程度で販売されていますが、オリーブオイルで代用することも可能です。

片栗粉はご家庭にあるもので大丈夫です。

また、今回使用するエッセンシャルオイルは、100円ショップで販売しているラベンダーですが、ラベンダーはリラックス効果が高いといわれています。むくみを改善したいなら、老廃物の排出をうながすジュニパーなどがおすすめですよ!

作り方

(1)重曹、クエン酸、片栗粉をよく混ぜます。
片栗粉は遮断剤となり、発砲を抑える役割があるので、しっかり混ぜてください。
また、素手で混ぜる際に重曹によってピリピリ感じることもあるので、手袋を使用するかビニール袋に入れて混ぜ合わせるといいでしょう。

(2)グリセリンとエッセンシャルオイルを入れて、さらに混ぜ合わせます。

(3)スプレーなどで少量の水を加え、全体がしっとりまとまるまで混ぜ合わせます。その後、ラップで包み、半日以上自然乾燥させましょう。

使ってみると

お湯につけると、酸とアルカリが反応し、シュワシュワとした炭酸泡が出てきます。

実は、この炭酸泡(炭酸ガス)に末梢血管を広げる働きがあり、血行をよくする効果が期待できるのです。血行がよくなることで冷え性改善も期待できるので、ぜひ試してみてください。

また、防腐剤を一切使用していない手作りバスフィズなので、一度作ったものは1週間以内に使い切るようにしましょう。

(2)定期的に角質ケアをする

背中は皮脂腺が多いだけでなく、衣服や下着の摩擦によって角質が厚くなり、ニキビのできやすい環境を作ります。

古い角質や皮脂は、ニキビの原因であるアクネ菌の大好物。古い角質を残さないためにも、定期的に角質ケアを行いましょう。

古い角質はタンパク質なので、タンパク質を分解する酵素を配合したボディソープが役に立ちます。

また、古い角質を取り除きやすくするためには、保湿ケアも欠かせません。ボディミルクやボディローションを使用し、背中を乾燥させないようにしましょう。

■3.背中にブツブツ(背中ニキビ)ができるメカニズム

背中のブツブツの種類や予防法をご紹介しましたが、そもそもなぜ背中のブツブツ(背中ニキビ)はできるのでしょうか。

背中ニキビのメカニズムは、顔にできるニキビと共通しています。

毛穴に汚れ(皮脂)が詰まると、それを餌にアクネ菌が増殖。衣服や下着の摩擦・圧迫によって角質が硬くなると毛穴が塞がり、ニキビができてしまうのです。

背中のブツブツ(背中ニキビ)の原因

背中のブツブツができる原因の多くは、過剰な皮脂分泌です。もともと背中には皮脂腺が多く、衣服による蒸れで高温多湿になり、皮脂が分泌されやすくなります。

皮脂分泌が過剰になる原因には、ホルモンバランスの乱れや食生活も関係しています。ホルモンバランスの乱れには、睡眠不足やストレスなどさまざまな原因が挙げられます。

ホルモンバランスが乱れることで、交感神経の働きが活発になると、皮脂分泌をうながす男性ホルモンが発生し、背中ニキビにつながるのです。

■4.背中ニキビの原因になる「NG習慣」6つ

普段の何気ない生活や環境、クセが、背中ニキビの原因を作っている場合もあります。

保湿ケアや角質ケアで背中ニキビを予防することはもちろんですが、普段の生活の中で改善できる点を見直すことも大切です。

(1)化学繊維の衣服を着用

ナイロンやポリエステル、アクリルなど、化学繊維を使用した服には注意が必要です。

特に、アクリルやポリエステルの割合が多い衣服は、摩擦帯電によって肌に刺激を与えるため、バリア機能が低下して背中ニキビにつながることがあります。一方、天然素材の綿や麻は通気性や吸水性に優れているため、肌にやさしく蒸れにくいのが大きなメリットといえます。

背中ニキビの原因が、普段着用している衣服にないか、今一度確認してみてくださいね。

(2)パジャマやシーツをこまめに変えない

就寝時にかく汗も、背中ニキビの要因となります。パジャマやシーツをこまめに変えないことで、知らず知らずのうちにカビや雑菌が繁殖してしまう、なんてことも起こりえます。

パジャマは綿タイプのような通気性のいいものを使用し、こまめに洗濯して清潔を保つようにしましょう。

汗をかきやすい時期はシーツの上にバスタオルを敷いて就寝し、毎晩取り替えることで、清潔さを保つことができます。

(3)シャンプーやボディソープのすすぎ残し

シャンプーやコンディショナー、ボディソープのすすぎ残しによって背中の毛穴が詰まり、ニキビが発生することがあります。

特に、髪の毛が長い人は注意が必要です。髪の毛や身体を洗ったあとは、すすぎ残しがないようにしましょう。

(4)ゴシゴシ洗う、洗浄力の強いボディソープを使う

体を洗う際にゴシゴシこすると、健康な角質を傷つけて、肌荒れや背中ニキビの原因を作ります。

また、純石鹸(無添加石鹸)のように洗浄力が強いボディソープを使うと、肌に必要な皮脂が奪われて内部の水分が蒸発しやすくなり、かえって肌荒れや皮脂分泌を過剰にさせることもあります。

体を洗う際はゴシゴシ洗いを避けたうえで、保湿成分を配合したボディソープを使用しましょう。

(5)ストレスや睡眠不足

皮脂腺を刺激する男性ホルモンは、ストレスや睡眠不足などからくる交感神経の働きによって過剰に活動します。交感神経の働きを抑えるためには、副交感神経の働きを優位にしなくてはなりません。

起きる時間を一定にする、リラックスできる音楽を聴く、湯船にゆっくりつかるなどの行為が、副交感神経の働きをよくするポイントですよ。

(6)脂質や糖質の多い食生活

背中ニキビの原因にホルモンバランスの乱れが挙げられますが、食生活において糖質や脂質が多くなると、ホルモンバランスが乱れます。特に炭水化物や糖分に男性ホルモンを刺激する働きがあるので注意が必要です。

また脂質の多い食事も、脂肪分が皮脂腺を刺激して皮脂分泌が過剰になるため、背中ニキビにつながることもあります。

■5.背中のブツブツケアにおすすめの商品紹介

背中のブツブツにアプローチするスキンケアアイテムも、たくさん販売されています。今回は、背中のブツブツをケアする配合成分や使い勝手のよさなどから、おすすめのスキンケアアイテムを4つ、ピックアップしてご紹介します。

(1)ツルリ 薬用ボディ磨きムース/BCL

「ツルリ 薬用ボディ磨きムース」は、ムースタイプのボディ洗浄料です。薬用炭が背中ニキビの原因となる毛穴の汚れを吸着し、ニキビを防ぐ2つの薬用成分が肌を清潔な状態に保つことで、ニキビのできにくい肌を目指すことができます。

また、イヤな体臭や汗臭を防ぐ成分も含まれており、毎日のエチケットにも役立ちます。届きにくい背中にもしっかりアプローチすることができる洗浄料です。
(150g 税抜価格1,200円)

(2)ツルリ ボディ磨きシート/BCL

「ツルリ ボディ磨きシート」は、超大判タイプのシートで背中のブツブツやざらつきを防ぐシートマスクです。

ローズフルーツエキスが、ニキビをはじめとする背中のブツブツを無理なくケア。凹凸メッシュ不織布が、ザラつく角質をしっかりオフします。

背中全体にピタッと密着する大判タイプで、ムラなくアプローチできるのもうれしいポイントです。入浴後のシートマスクで、背中ニキビを簡単にケアすることができます。
(7枚入り(150ml) 税抜価格700円)

(3)薬用スムーススキンコントロール アクネケアミスト/ミュゼコスメ

ミュゼコスメの「薬用スムーススキンコントロール アクネケアミスト」は、天然由来成分を91.2%配合した、低刺激処方のボディミストです。

シミの原因にアプローチするL-アスコルビン酸 2-グルコシド、抗炎症作用で知られるグリチルリチン酸ジカリウムなどの有効成分を配合しており、背中ニキビのケアと美白ケアが一度に叶います。

デリケートな肌に使用できる無添加処方で、脱毛直後の肌にも使用できるのがポイントです。
(150ml 税抜価格3,000円)

(4)クリアボディ コンディショニングウォッシュ/オルビス

オルビスの「クリアボディ コンディショニングウォッシュ」は、角質軟化成分や植物性保湿成分を配合したボディ洗浄料です。

毛穴づまりをケアする角質軟化成分・乳酸ナトリウムの働きで、背中ニキビのできにくい肌に整えます。

また、肌のバリア機能を整える植物保湿成分・シャクヤクエキスやオウゴンエキスの働きで、肌の乾燥やつっぱり感を抑えます。泡立ちがよく、摩擦ダメージが軽減できるのも注目ポイントですよ。
(260ml 税抜価格1,000円)

皮脂腺の多い背中には、ニキビができやすいのが特徴です。また、背中のブツブツをケアする場合は、肌を清潔に保つことや定期的な角質ケアがポイントですよ。

すでに背中のブツブツに悩んでいる人は、スキンケアアイテムを活用しながら、なめらかな素肌を目指しましょう。

p>(コスメコンシェルジュ/美容ライター 岸田茉麻
日本化粧品検定1級保有。美容部員の経験を生かし美容ライターに転身。コスメのみならず、食生活や生活習慣を含めた美容に役立つ情報を発信中。)

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