2018/03/16 21:00

家康から慶喜まで、歴代の徳川将軍が実践した健康の秘訣とは

禁門の変で馬を駆って大活躍した慶喜は、「豚一殿」と綽名がつくほどの豚肉好き。また、鳥羽伏見の戦いに負けて大坂城を脱出し、江戸に着いたときに「鰻の蒲焼を買ってこい」と命ずるなど、動物性食品を特に好んだが、著者はこれが超人的なスタミナの素だとしている。そして、30歳過ぎで隠居生活を強いられたことで、釣りや自転車など多くの趣味に開眼したことが、長生きの秘訣であったとも。

こうしてみると、自分にあった食生活とエクササイズが長命の礎であるように見えるが、著者が「大往生のヒント」として指摘するのは、むしろ別の側面。一つは、生きがいになる大きな目標をもつこと、そしてピンチの時もよく食べよく眠ること、頭と手先をよく使うことだという。家康はこれらすべてを実践することで、生涯現役、歴代2位の長命を誇り、著者は「やっぱり家康はすごかった」と評価する。

本書は、単に将軍たちの養生にまつわるエピソードを語るだけでなく、「キレる老人は昔からいた」、「篤姫を救ったペット・セラピー」など、江戸時代の生活史や裏面史にも紙面を割き、サライ世代が関心を持てるトピックが満載の構成となっている。320ページと、結構なボリュームの本だが、面白くてあっという間に読み終えてしまうだろう。

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