2018/05/26 17:00

認知症の早期発見に有効!脳ドックの画像検査でわかること【名医に聞く健康の秘訣】

認知症の早期発見に有効!脳ドックの画像検査でわかること【名医に聞く健康の秘訣】の画像
認知症の早期発見に有効!脳ドックの画像検査でわかること【名医に聞く健康の秘訣】の画像

取材・文/わたなべあや

検診と言えば、胃がんや大腸がん検診、肺がん検診が代表的ですが、脳ドッグでも脳腫瘍の有無や血管の状態など、いろいろなことが分かるようになってきました。

そして今では、PETやMRIによる画像検査で、認知症の診断もできるようになっているのです。

今回は、知っておきたい脳ドッグでの画像検査について、近畿大学医学部放射線診断科の石井一成教授に伺いました。
画像検査でどんなことが分かるのか
一般的な脳ドッグでは、まずMRIで脳卒中など外科あるいは内科で対処できる病気があるかどうか鑑別します。その時に脳の形や萎縮の程度が分かるので、認知症に関して血管性認知症やそれ以外の認知症の状態についてもある程度診断ができるのです。

次に、脳血流SPECTやPETという画像検査を行うと、アルツハイマー病を含む変性性認知症の種類や進行の程度を知ることができるようになりました。

認知症のなかでも最も多いと考えられているアルツハイマー病の場合、最初はMCI(軽度認知障害)といって、軽いもの忘れ症状から始まります。そうした“もの忘れ症状”は、アミロイドβやタウ蛋白というタンパク質が脳の中にたまることによって起こるのですが、すぐに症状が現れるわけではありません。15~20年もかけて原因となる物質が蓄積され、発症するのです。

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