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2020/01/31 06:00

【医師監修】頭皮が臭いのはストレスのせい? ニオイの原因と対策

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強い風が吹きつけたりニット帽を脱いだ時、不意に鼻を刺激する頭皮のニオイ。きちんとシャンプーしたつもりなのに、なぜかにおう…そんなことはありませんか?

いつも通りにお手入れをしていても、体のコンディションによっては頭が臭くなることもあるんですって! ここでは、頭皮のニオイの原因やニオイを消すための対策方法をご紹介します。


【監修】
成城松村クリニック院長 松村圭子先生


婦人科専門医。1995年広島大学医学部卒業、同年広島大学付属病院産婦人科学教室入局。2010年、成城松村クリニックを開院。女性の「体の健康」「心の健康」のために、一般の婦人科診療だけではなく女性のあらゆる面をトータルにケア。講演、執筆、TV出演など幅広く活動。

著書に、『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)、『医者が教える女性のための最強の食事術』(青春出版社)など多数。


■頭皮が臭くなるのはどうして?
汗をかいたから頭がにおう、という理由なら多くの人がうなずくことでしょう。でも、納得のいかないことがあるからこそ、この記事にたどり着いたはず。清潔にしているつもりでも、頭皮から嫌なニオイがすることもあるのです。

▼頭皮が臭い原因


髪の毛に隠れているせいか顔ほどは気にならないものの、実は頭皮からも皮脂が活発に分泌されています。その量はなんと、Tゾーンの約2倍、そしてワキの約9倍だというから驚きです。

分泌された皮脂はやがて遊離脂肪酸に分解。頭皮にたまった皮脂や脂肪酸をそのままにしていると、雑菌が繁殖し頭皮が臭くなってしまうというわけです。さらに、脂肪酸は皮ふへの刺激となるため、臭いだけでなくかゆみの原因となることも。

もちろん、こういった皮脂や脂肪酸はシャンプーで取り除くことができ、嫌なニオイもリセットすることができるのは周知の事実。におうのを予防すべく、シャンプーを念入りにしていることでしょう。でも、そのシャンプーの仕方で本当に大丈夫ですか?

頭皮のニオイを気にするあまり、頭をゴシゴシと洗ってはいませんか? 洗いすぎると頭皮が炎症を起こしたり、皮ふの乾燥を招きます。乾燥すると皮脂が過剰に分泌され、かえってベタついてにおうことに…。

反対に、洗い足りないのも問題です。頭皮に汚れや皮脂が残っていると、頭皮の肌トラブルを引き起こしたり、ニオイの原因となることもあります。頭皮をきれいにしたいからといってシャンプーを使いすぎても、すすぎ残しが出て湿疹の原因になることもあります。

いずれにしても、頭皮に残る皮脂がニオイの原因であることは確かです。正しいお手入れをすることで、頭皮のニオイは防ぐことができそうです。

次は、ホームケアでは解決がむずかしいケースについてご紹介しましょう。

▼頭皮が臭いのは皮ふトラブルかも?


洗い流しきれなかった皮脂や角質が原因で頭皮がにおうこともありますが、このほかに皮ふトラブルが起こっている可能性もあります。


<脂漏性皮ふ炎(しろうせいひふえん)>
乳児と30~70歳代の人に多く見られる病気。なかでも、男性に多く出る症状です。頭皮や髪の生え際に炎症が起こり、脂ぎった黄色い皮脂やフケが出るとともにかゆみを感じます。皮脂が酸化して嫌なニオイがすることも。

ストレスを受けたときや寒い時期に悪化するのだとか。夏に比べて冬はニオイに関して油断しがちなので、気をつけたいところです。


きちんとシャンプーをしても頭皮が臭い時や、かゆみやフケなどの不快な症状がある時には病院で診察してもらいましょう。
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▼におうのは頭皮ではなく加齢臭が原因かも


女性でも年を重ねるごとに女性ホルモンが減るため、相対的に男性ホルモンの働きが強くなってきます。これにより、皮脂分泌も増加。皮脂が酸化して、古い油のようなニオイの加齢臭が漂います。

男性ホルモンのせいで皮脂の分泌が増えるのが、首の後ろや耳のまわり。頭皮に近い場所であることから、頭皮が臭いのと加齢臭を混同してしまうこともあるようです。

▼加齢と頭皮のニオイの関係


体臭がきついのは女性よりも男性だというイメージはありませんか? 実はこれ、女性ホルモンのおかげなのです。女性ホルモンが皮脂の酸化を抑えてくれているので、女性の体臭は男性ほどきつくないようなのです。

しかし、女性ホルモンの分泌が減少すると皮脂が酸化しやすくなり、これまでには感じたことのなかったニオイがするようになるのです。

加齢臭の原因物質である「ノネナール」は、40歳を過ぎたころから増加(資生堂調べ)。女性ホルモンが減少する時期と同時期であることも手伝って、年を重ねることで頭皮のニオイが気になる人も出てくるようです。

■頭皮が臭い時に取りたい対策
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ひと昔前は「髪は女の命」などと言ったもの。女性らしさを感じさせる美しい髪を手に入れるため、念入りにお手入れする人は多いことでしょう。

しかし、ケアをするのが髪の毛だけなら、女性としてという以前に、人としての身だしなみが不十分かもしれません。いくらツヤツヤの髪の毛でも、頭皮がにおっていたら魅力は半減。正しいお手入れの方法を身につけましょう。

▼正しいシャンプーを心がける


シャンプーは髪の毛を洗うだけではなく、頭皮まで洗うことが大切です。
1.
シャンプーをつけて洗う前に、まずは髪と地肌をしっかりとお湯でぬらして予洗いします。あらかじめぬらしておくことで、シャンプーが泡立ちやすくなり、地肌や髪の痛みを防ぐことができます。

2.
シャンプーを手に取ったら、まずは手のひらで泡立てましょう。
軽く泡立てたシャンプーは、髪の表面だけではなく地肌や髪の内側にもつけましょう。

3.
指の腹でマッサージするように洗います。
頭頂部だけではなく耳の上や後ろ、えり足までまんべんなく洗いましょう。

4.
洗った髪をしぼっていったん泡を落としたら、シャワーで流しながらやさしく地肌をこするようにしてすすぎましょう。ヌルヌルしなくなるまで、しっかりとすすぎます。すすぎにくい生え際もお忘れなく。

5.
傷みの少ない髪の根元にコンディショナーは不要。
毛穴が詰まる原因にもなります。コンディショナーをつける時は、毛先を中心になじませて。


▼ぬれた髪の乾かし方もポイント


せっかくきれいに洗っても、生乾きのままでいると雑菌が繁殖してニオイの元になってしまいます。お風呂から上がったら、まずはしっかりタオルドライを。髪の毛からしたたる水分をタオルでやさしくたたき取ったら、タオルをかぶって地肌を押さえるように拭きましょう。

ドライヤーで乾かす時は、まずは乾きにくい髪の根元から。髪をかき上げて根元に風を当てて。このとき、ドライヤーを左右に振ると、髪へのダメージを抑えることができますよ。

▼シャンプーは1日1回まで


ニオイの原因となる頭皮の皮脂を取り除けば、嫌なニオイはしなくなる…だからといって、1日に何度もシャンプーをするのは逆効果です。洗いすぎで皮脂が少なくなれば頭皮は乾燥し、過剰に皮脂が分泌されてしまいます。これは顔でも同じことがいえますね。

ニオイが気になると何度も洗いたくなりますが、ぐっと我慢。それよりも、アポクリン腺が発達してにおいやすい耳の後ろやうなじをシャンプーする時にしっかり洗ったほうが、ニオイを抑えるという意味ではずっと効果的です。

▼ケア用品を上手に取り入れよう


正しくシャンプーするほか、時にはケア用品を使ってスペシャルケアをしてみましょう。
【シャンプーブラシ】
頭皮のニオイや汚れが特に気になる時には、シャンプーブラシを使ってスッキリ洗いましょう。ネイルアートをしていたり爪が長い時には、自分の指でうまくシャンプーができないことも。そんな時に使うのもおすすめです。

小刻みに左右に動かして洗うと、シャンプーが頭皮にいきわたるだけではなく、髪の毛もからまりにくくなりますよ。

【クレンジングシャンプー】
普段のシャンプーでは落としきれない毛穴の奥の汚れは、クレンジングシャンプーでスッキリさせましょう。ただし、毎日使うのではなく、週に1、2回程度がベター。

【頭皮用薬用デオドラントスプレー】
ワキと同様に、頭皮用のデオドラントスプレーも登場しました。頭皮にスプレーするだけで、汗を抑え、頭皮をサラサラにし、皮脂や汗のニオイを予防してくれます。ニオイの発生を抑えてくれるのはもちろん、ニオイが気になったときにサッと使えるのが便利です。


■頭皮が臭い時は生活習慣も見直して
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▼食べ物でニオイが変わる?


肉類や乳製品などに多く含まれる動物性脂肪は悪臭の元になるのだとか! お肉ばかりを食べていると、皮脂の分泌量が増えてニオイの元になってしまいます。偏った食生活にならないよう、野菜や果物、海藻類もバランスよく摂取しましょう。

カフェインが多く含まれるコーヒーや紅茶、お酒の飲みすぎは皮脂の分泌が増える原因になります。飲みすぎないように、適量をたしなむことも大切です。

▼夜シャンプーをする習慣をつけよう


頭皮から嫌なニオイをさせないためには、髪の毛を洗うタイミングも大切です。

夜のシャンプーはすっきりリラックスして眠りにつけそうですし、朝のシャンプーはニオイを消すだけでなくいい香りをさせて出かけることができそう。どちらにもメリットがありそうですが、頭皮のためには夜にシャンプーするのが正解!

毛母細胞が活性化するのは、寝始めの2~3時間。寝る前に汚れを落としておくことが、頭皮を健やかに保ち、ニオイを防ぐポイントです。

しかし、この事実を知ってか知らずか、夜にシャンプーしている女性は意外と少ないようです。マンダムの調査によると、お風呂に入らずに寝てしまうことがある20~39歳の女性は43.3%にものぼります。

また、お風呂に入っても頭を洗わないことがあると回答した人は約3割。さらに、頭を洗わずに寝た翌日、そのまま外出することがあるという女性は76.9%という結果に! 

疲れている時はお風呂に入るよりも早く寝たいという気持ちが勝るのもわかります。ですが、翌朝うっかり寝坊したらシャワーを浴びる時間がない! なんてことも。

頭皮のためはもちろん、洗い損ねた頭がにおっていないかとハラハラすることのないよう、シャンプーは夜にすませておいた方がよさそうです。

参考サイト:マンダム プレスリリース 「お風呂には入っても頭を洗わない」人が約3割!頭を洗わず寝た翌日、7割以上の人がそのまま外出することが「ある」と回答!



▼疲労もニオイに関係する!?


仕事で疲れていたりストレスの多い生活を送っていると、交感神経が優位になり男性ホルモンの分泌が増えます。そのため、皮脂の分泌も増えるのです。疲れやストレスがニオイを発生させるわけではありませんが、男性ホルモンのせいで増えた皮脂がニオイの原因になるわけです。

このほか、睡眠不足も頭皮によくありません。毛母細胞は、寝始めの2~3時間の間に活性化するので、寝る前にシャンプーを終えて、早めにベッドに入りましょう。生活習慣を見直すことで、頭皮の環境はぐっとよくなるはずです。

■まとめ

お肌と同じように頭皮に気をつかっている人は少ないかもしれません。でも、頭皮はワキやTゾーン以上に皮脂の分泌が多いことを知れば、ケアが必要だというのに納得することでしょう。

これまではなんとなくやっていたヘアケアだって、ほんの少し気をつけるだけで頭皮のニオイは解消されるはず。人との距離が近くなる満員電車やエレベーターに乗ったとき、ヒヤヒヤすることはなくなりそうです。

(河野能子)

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