2017/06/17 12:00

物騒で怖い「空き家時代」・・・お隣さんは住人いない"幽霊屋敷"

全国の空き家は820万戸、空き家率は13.5%(2013年)だ。核家族化で子は親元を離れ、親が亡くなっても戻れない。解体費用は高く、維持費もかかるが、これが変わる兆しがあるという。

京都市で店を持つ片岡慶一さんは実家の町家の維持・管理に悩んできた。築90年の木造家屋は路地の奥の奥で、10年間空き家だった。相談を受けた建築・不動産業の西村孝平さんは、オフィス街から10分という地の利に目をつけた。片岡さんから借り受けて3000万円をかけて改修し、シェアオフィスに造り替えた。1階の共同作業スペースは会員制で、2時間500円でビジネスマンが利用できる。2階はレンタルオフィスで、専用スペースの賃貸は月2万7000円から。会員は30人を超え、お荷物だった町家は月45万円を売り上げる収益物件に変わった。

街ぐるみで空き家活用―東京・豊島区

地域ぐるみで解決した例もある。東京・豊島区の空き家率は全国平均を上回る15.8%で、消滅可能性都市といわれる。山田由子さんは築45年の木造二階建てを、夫を亡くして受け継いだ。使い道を考えた。託児所には建築基準を満たしていなかった。グループホームには広さが不足。解体して駐車場には間口が狭い。駐輪場ではほぼ税金に持っていかれる。そんなとき、区主催の町づくりイベントで使い道を見つけた。

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