2017/07/22 12:00

増える「虐待入院」―保護され治療終っても受け入れ先ない子どもたち

昨年度(2016年度)の子ども虐待相談対応件数は約10万件で、10年前の3倍という。小児科医のグループが行った調査によると、その中に虐待で治療を受けた後、行き場がなくて病院にとどまる子供が、2年間で356人もいたという。厚生労働省も「全く想定外の事態」としている。

取材したNHKはこれを「虐待入院」と呼ぶ。親の暴力や育児放棄で保護された子供は、治療を受けた後は、児童相談所の判断で親元へ帰すか施設に入れるかを決める。そのどちらもできなかったのが「虐待入院」だ。調査は全国454の医療施設を対象に行われ、入院期間が1か月以上が3割もあり、最長は9か月近かった。年齢は乳児から中学生以上まであった。

関東地方の病院に虐待入院が半年近くになる赤ちゃんがいる。成長が遅れていたことから、食事を十分与えない育児放棄が疑われ、保護された。治療を受け、退院できる状態になったが、親はむろんダメ、乳児院も里親も見つからなかった。病院のスタッフが世話できるのは業務の合間だけだ。食事や入浴以外はほとんどベッドで1人でいる。担当医は心と体の発育への影響を心配している。

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