2017/08/14 14:13

<海辺の生と死>美しい奄美の自然、文化の中で燃え上がる恋

太平洋戦争末期の1944年12月。奄美群島・カゲロウ島(加計呂麻島がモデル)の小さな集落に海軍の特攻艇部隊が駐屯する。隊を率いる朔隊長(永山絢斗)は、島の子供たちに優しく「隊長様」と慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない男だった。国民学校教師のトエ(満島ひかり)は朔に次第に心惹かれていく。そんなある日、トエは朔からの一通の手紙をもらう。それをきっかけに、トエの思いは自身も戸惑うほどに狂おしい愛となり、2人は次第に激しい恋に落ちていく。しかし、朔が出撃する日は刻一刻と迫っていた。

原作は島尾ミホの同名の小説。主人公・トエはミホがモデル、朔はミホの夫であり『死の棘』の作家・島尾敏雄がモデルとなっている。

155分という長編で、決して展開もテンポが良いわけではないものの、どのシーンも無駄がなく、中だるみすることなく最後まで観ることができた。波や風の音、鮮やかな花の色、鳥の声、島唄、祭りの舞いなど熱帯情緒あふれる奄美の自然や文化がとても美しく写し取られており、とくにトエの中で現実と夢の境界があいまいになっていく物語後半では、それらが混然一体となって大きな効果をもたらしている。

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