2017/08/19 10:00

まぶしい青春ムービー 喋らないで「語れる」芳根京子は貫録十分

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ワケあり美少女、高校三年生、男女混合の実行委員と言葉を並べただけで、王道の青春群像劇への期待が高まる。思い返すと赤面してしまうような、恥ずかしくもまぶしい一瞬を丁寧に切り取り、ご都合主義と納得感のちょうどいい着地点にぴたりと着地する。原作アニメは未視聴ながら、脚本の時点ですでに巧いのがわかる。

成瀬順(芳根京子)は、幼い頃に自分の失言をきっかけに両親が離婚した過去を持つ高校三年生。そのトラウマから、今に至るまで声を発そうとするとお腹が痛くなってしまう。だが、担任のしまっちょ(荒川良々)の発案で、順は「ふれ交」こと「地域ふれあい交流会」の実行委員に選出されてしまう。同じく委員に任命された三人は、当初順のことをいぶかしく思っていたが、「ふれ交」でミュージカルを上映するという目的のために、勇気を振り絞って他人と交わろうとする順の姿に心動かされていく。

言葉を発そうとすると、腹痛が起きてしまう。自分の気持ちを誰かに伝えることなんてできっこない。そう沈み込む順を救うきっかけになったのは、「歌にのせるほうが思いが伝わるってことはあるかもよ」という坂上拓実(中島健人)の言葉だった。その言葉に励まされ、体当たりで自分の思いを伝えようと奮闘する順の一挙一動に、坂上自身が見せる優しさがじんと染みる。順が納得するまでミュージカルの脚本を書き換えたり、声を出せないことを実母になじられる順をかばったり、順が行きたそうにしている素振りを見るや縁日に誘ったり......。そこに、坂上の元彼女・仁藤(石井杏奈)、負傷中の野球部エース・田崎(寛一郎)それぞれの事情のクローズアップが加わり、誰もが人には言えない思いを抱えていること、勇気を出してそれを伝えることで何かが変わる可能性があることが、複数の角度から描き出される。

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