2017/08/31 12:00

クールな武士演じた高橋一生が消え「大河」大丈夫か? 〈おんな城主 直虎 第33回、第34回〉(NHK総合)

第33回の「嫌われ政次の一生」ではとうとう、但馬守小野政次(高橋一生)が謀られて捕らえられ磔にされ、直虎(柴咲コウ)の槍で突かれて絶命する。今が旬で、やたらめったらいい役を連続して演じている高橋は、大河ドラマでも主演の柴咲を食って、おいしい裏切り者(?)役で人気をかっさらった。最初の頃は、能面のような無表情で「こいつは主家を陥れるのか」と思わせたが、次第に直虎に思いを寄せながら冷たくする悲恋の主だとわかってきた。
イケメンでクールな男とは現代的な概念で、高橋は実は戦国の武将にはあまり向かない顔である。垢まみれの昔の武士に彼のようなノッペリ美男子がいるはずがないので、それを演技力でカバーしたと言えば褒めすぎだろうか。高橋は2年前の『民王』(テレビ朝日)で首相の公設第一秘書、今年1月期の『カルテット』(TBS)では弦楽器奏者、いずれも何が本心かわからない陰のある役で、視聴者を惹き付けた。顔の筋肉をあまり動かさず、目と口元で内面を表わす。
高橋一生のようなタイプの俳優は玄人向きで、あまり大衆のアイドルにならないほうがいいのだが、スピンオフ作品までが売れているらしい。NHK発行のステラが2週連続で特集を組む有様だ。小藩の悲哀といえば聞こえはいいが、はっきり言って中核がなく、サッパリ面白くないモヤモヤ大河の『おんな城主 直虎』から高橋が消えて、残りの4か月、10%以上の数字を維持するのは難儀だぞ。
(放送2017年8月20日、27日20時~)

(黄蘭)

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