2018/01/19 12:00

新宿・花園神社「三の酉」深夜の哀愁・・・エロティシズムの匂い漂う繁華街片隅の魅力<ドキュメント72時間 花園神社 酉の市>(NHK総合)

新宿の怪しげな地帯にも近い花園神社、昨年(2017年)の三の酉にカメラを据えたドキュメントで、夜の街の人種のルツボが垣間見えた。筆者も何年も酉の市には花園神社に通う常連で、毎年、〇〇番の熊手の店から葉書の招待状をもらう。いなせなイケメンの青年がいて、いつも1万円の熊手で揃ってシャンシャンとやってくれる。残念ながら昨年は二の酉に行ったので、このカメラとは遭遇しなかった。
2丁目のお姉さん(?)らしき人、まだ売れてない太めの芸人ペア、眉唾ものの見世物小屋をやっているおばあさん、起業家のスーツ姿、善男善女が納めに来る「お札や古い熊手」の返納所に、次々に持参したものを投げ入れる姿を撮っているのがよかった。日本人らしく神様のお札をその辺に捨てると罰が当たりそうだと考える性格がよくあらわれていて、素朴で真面目な庶民の姿が伺える。
三の酉の深夜1時ごろには、ずっと寒空で働いていた人たちが、やっこらさと屋台に座り一杯飲む。われわれ熊手を買うだけの客は知らないその世界の人たちの生態がチラと見える。深夜の3時になると、花園神社の代名詞のような天高く並んだ提灯が、1段1段と消されてゆく。なるほど、この風景には「来年の11月まで、さようなら」と後ろ髪を引かれる哀愁があって、大都会東京の、最も繁華な新宿の片隅に残る、いささか後ろめたいエロティシズムの匂いが魅力的である。ふと、この人達のねぐらを見てみたくなったのだ。(放送2018年1月12日22時50分~)

(黄蘭)

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