2018/04/05 12:00

「竹野内豊」渋さ増して演技に説得力!にじみ出るちょっと草臥れたブンヤの気負わぬ正義感<春の開局記念ドラマ ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実>(テレビ東京系)

正統派の社会派サスペンス・ドラマである。誤報で飛ばされて埼玉支局や山梨支局と、能力がありながら左遷されてゆく中央新聞の社会部記者、関口豪太郎を竹野内豊が、実に魅力的に演じている。

7年前の事件で、少女誘拐犯人が2人だったと主張する関口と相棒の藤瀬祐里(上戸彩)は、犯人1人説で結審した捜査側に、少女の1人が生きて助け出されたことで大誤報を打ってしまう結果になる。しかし、またもや少女誘拐事件が3県を跨いで発生する。今回は目撃により、助手席に乗っていたのは185センチを超える長身の男だった。「誤報コンビ」と散々虐められながらも、管理官(松重豊)や転職してきたエリート記者(小日向文世)からのヒントにより、最後に新しい2人説を証明してみせ、事件は解決する。

欲のない関口はあたら大スクープを逃してでも、「人の命」を救うために捜査側に協力する。本人は妻を亡くして義母と生活している小学生の娘に苗字で呼ばれる情けなさなのだが、関口の仕事ぶりを見た娘は、最後の最後に「お父さん」と呼んでくれた。

ちょっと草臥れ加減の支局のブンヤが、本社の記者を出し抜くという、よくあるヒーローものではなく、「出世よりも人の命を救う」ことに邁進する。一見昭和的発想に見えるが、変人でもなく気負いもない、真っ当な市井の正義感の持ち主として描かれた関口は、渋さを増した竹野内によって、見事に生きて動いてリアルであった。(放送2018年3月30日21時~)

(黄蘭)

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