2018/04/30 12:00

坂本龍一の「才気」父親譲り・・・三島由紀夫や水上勉発掘の名編集者とは知らなんだ <ファミリーヒストリー 坂本龍一>(NHK総合)

音楽家・坂本龍一の父親が三島由紀夫らを見出した河出書房の有名編集者だったとは知らなんだ! 三島に『仮面の告白』を書かせて、大蔵省を辞めさせてしまっただけでなく、水上勉の『霧と影』、小田実、高橋和巳の『悲の器』などなど、無名の作家の卵を鍛えて鍛えて一流の作家として発掘した父親の名前は坂本一亀という。

坂本は父親が怖く、目を見て話すことが出来なかったという。父親の死後、彼が龍一のテレビやラジオ出演には丸印をつけ、視聴してくれていたことがわかり、むくつけき白髪ヒゲの龍一も涙する。坂本家は九州福岡の黒田藩の足軽の家系で、隣藩との国境ざかいの、まるでけものみちのような山の中の集落にあった。維新後は里に出て、旅館業を営む。登場した証言縁者たちは龍一に似て面長、一目で血がつながっていると分かる。ほほう、やっぱりDNAだ。

編集者の一亀が自分の編集発行した単行本を届けに行った家で、玄関に出てきた下村敬子に一目ぼれ、それが龍一の母となった。敬子は子供に音楽を習わせ、将来のアカデミー賞作曲賞受賞作曲家を育てたのである。父親の一亀は、学徒動員で徴用され、モールス信号を打っていた。軍隊から帰ってしばらく、シベリアに抑留された戦友の悲惨を思い、引きこもった挿話は、この時代の日本男子の辛い戦後の典型である。

司会の今田耕司と池田伸子アナは、ニコニコして座っているだけ。もっと訥弁の坂本に喋らせるべきだった。(放送2018年4月23日19時半~)

(黄蘭)

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