2018/04/10 17:08

【私だけが知っている女優・吉永小百合】吉永小百合、闇夜広がる特急の車中で私生活を話し始めた

吉永小百合(夕刊フジ)
吉永小百合(夕刊フジ)

★(2)土砂降りの新潟

 1977年、梅雨の真っただ中の6月、上野駅に集合した。8月29日にTBSが放送する初の3時間ドラマ「海は甦える」はテレビマンユニオンの制作で、上野発の「特急とき」のグリーン車に吉永小百合、プロデューサーの近藤久也氏、私の3人が乗り込んだ。

 「海は甦える」は江藤淳の大河小説で、制作費1億円をかけたテレビ界初の長編ドラマだ。

 日本海軍の近代化に力を注いだ山本権兵衛(仲代達矢)の半生を軸に開国から日露戦争までを壮大に描く。その妻、トキ(後の登喜子)を吉永が演じた。トキは新潟県の貧しい漁師の三女として生まれるが、品川の遊女館に売られる。やがて権兵衛に身請けされて妻の座につき波瀾万丈な半生を送ることになる。

 トキの出身地は新潟県蒲原郡菱潟村(現在は新潟市南区菱潟)。私たち3人は東三条で下車し、土砂降りの中をタクシーで村役場に向かった。

 吉永は、トキが生きた時代の衣装などを保存した村の記念館を熱心に見学し、役場の人たちから地元の方言を習った。トキが眠る墓前にも花を手向けて合掌した。

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ゆったり気分でノンビリ過ごせそう。仕事はさっさと切り上げて...もっと見る >