2018/12/31 17:00

ホイットニー・ヒューストンが抱えていた“根本的な問題”とは? 「ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~」を採点!

© 2018 WH Films Ltd
© 2018 WH Films Ltd

〈解説〉

80~90年代を代表する女性歌手ホイットニー・ヒューストンの伝記映画。生い立ち、歌手としての栄光と薬物中毒による転落、突然の死が丁寧に描かれる。その上で、衝撃の新事実と、彼女が抱える根本的な問題をあぶり出したのは、アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞作『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』など、数々の名ドキュメンタリー映画を手がけているケヴィン・マクドナルド監督。ホイットニー・ヒューストン財団の全面協力により、初公開となるホームビデオの映像をはじめ、貴重なアーカイヴ映像や記録写真がふんだんに使われている。証言者として、親族やスタッフ、元夫のボビー・ブラウンや『ボディガード』で共演したケヴィン・コスナーらも登場する。120分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆実力にも美貌にも恵まれたのにスーパースターならではの罠に。心は少女のままだった? 貴重な映像と証言で手がたく。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆奇跡的に伸びるあの歌声の陰に、ここまで破滅的な要因が潜んでいたか。秘話に驚く以上に、本人の「隠れ方」が痛々しい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆「ボディガード」の絶頂期しか知らなかったので、あの最期には愕然。デビュー場面の声の美しさと親族の怖さは強烈。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆もう少し音楽や対象への愛が欲しい。芸能の光と影。歌姫の公と私を深く抉る覚悟は徹底しており見応え充分。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆画面いっぱいに悲劇の歌姫の笑顔と80年代の陽気で元気な米国。赤裸々な周囲の声は裁判員の証言の様。物哀しい衝撃作。

INFORMATION

「ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~」(英)
1月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ケヴィン・マクドナルド
出演:ホイットニー・ヒューストン、シシー・ヒューストン、エレン・ホワイト、メアリー・ジョーンズ、パット・ヒューストン ほか
http://whitneymovie.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年1月3・10日号)

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