2019/01/15 17:00

前売りのオマケに釣られ市川崑の映像美を堪能!――春日太一の木曜邦画劇場

1991年作品(109分)/KADOKAWA/2800円(税抜)/レンタルあり
1991年作品(109分)/KADOKAWA/2800円(税抜)/レンタルあり

 かつて、映画の前売り券にオマケが付くことがあった。特に印象深いのは、中学時代に観た二本の角川映画の前売り券についてきたオマケだ。

 一本は『天と地と』。主人公の上杉謙信にちなんで、毘沙門天像のキーホルダーがオマケだった。当時は謙信好きだった筆者は喜び勇んで前売り券を購入した記憶がある。

 そしてもう一本が、今回取り上げる『天河伝説殺人事件』だった。『天と地と』と同じく、榎木孝明主演の作品である。

 この映画のオマケは、物語の舞台となる奈良県は天河神社にある「五十鈴のお守り」のキーホルダーだった。三つの玉を繋ぎ合せたその独特な形状の物珍しさもあり、これもとても欲しくなり、やはり前売り券を買ってしまった。

 もちろんそれだけではなく、映画そのものへの期待もあった。《『犬神家の一族』以来十五年ぶりとなる製作・角川春樹=監督・市川崑によるミステリー映画》として売り出されていた本作は、予告やポスターなどの宣伝を見る限りではオドロオドロしい陰惨な世界が展開されているように思えた。当時からその手が大好物だったため、公開前からテンションは上がった。

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