2019/01/14 17:00

「ドラゴン・タトゥーの女」シリーズ最新作 「蜘蛛の巣を払う女」を採点!

〈あらすじ〉

冬のストックホルム。ドラゴンのタトゥーを背負った天才ハッカーのリスベット(クレア・フォイ)は、ある依頼を受けてアメリカ国家安全保障局のシステムから、核攻撃プログラム「ファイアーフォール」の暗号データを盗み出す。しかし、謎の侵入者に襲われ、強奪されてしまう。ジャーナリストのミカエル(スヴェリル・グドナソン)らの協力のもと奪還を試みるものの、リスベットは事件の黒幕である闇の組織「スパイダーズ」に捕獲される。そして、16年前に生き別れた双子の妹カミラ(シルヴィア・フークス)と再会する。

〈解説〉

『ドラゴン・タトゥーの女』から7年ぶりとなる、「ミレニアム」シリーズの映画化。陰謀を探る主人公に、葬り去った過去が襲いかかるサスペンス・スリラー。監督は『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレス。115分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆全篇に漂うヒンヤリした妖気。特異な父に操られた姉と妹の因果な物語。ヒロインはあえての無表情だろうが味気無い。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆テンションの高め方はさすがアルバレスだが、IT飛び道具の濫用がやや逆効果。C・フォイの顔は表情が豊かで楽しい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆原作のまどろっこしい生真面目さとは全く異なる、リスベットの行動力のみに着眼。これまでの3部作の味わいとは別。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆傑作の要素は数多いのにラインを越えぬもどかしさ。フィンチャーの前作と比べるのは酷だが、やはり監督の力量不足か。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆監督の個性が見え隠れしつつ緩いスリラー仕立て。フェティッシュ好みだがチープ。この監督にはホラー撮って欲しい。

INFORMATION

「蜘蛛の巣を払う女」(米)
1月11日(金)より全国ロードショー
製作総指揮:デヴィッド・フィンチャー
監督・脚本:フェデ・アルバレス
出演:クレア・フォイ、シルヴィア・フークス、スヴェリル・グドナソン ほか
http://www.girl-in-spidersweb.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年1月17日号)



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