2019/01/19 11:30

「すごく窮屈でねえ……」“アンチ広島”だった少女が“熱烈カープファン”になるまで

映画監督・西川美和氏 ©釜谷洋史/文藝春秋
映画監督・西川美和氏 ©釜谷洋史/文藝春秋

 大学在学中から映画の現場に入り、2002年に初監督作『蛇イチゴ』で鮮烈なデビューをかざると、『ゆれる』(2006)『ディア・ドクター』(2009)『夢売るふたり』(2012)『永い言い訳』(2016)とオリジナル脚本の作品を丹念に作り上げ、人の心の底に沈み込んだ感情を浮上させ、フィルムに焼き付けてきた。現代日本を代表する映画監督のひとり、西川美和さん。その彼女にとって、唯一の趣味、ともいえるものがスポーツ観戦であることは、あまり知られていない。

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スポーツ観戦は純粋なる楽しみ

西川 スポーツ、好きなんです。観るのが。もしも今、この世の中からスポーツ観戦がなくなってしまったら、ちょっと何を楽しみに生きて行ったらいいのかわからなくなりますね。あとに残るのは……私の場合、もう生きていくためのタスクだけでしょうね(笑)。映画を観るのも小説を読むのも、自分が昔から好きだったことはこの職業を選んだ時から全て仕事のための勉強材料のようになっていきました。何に触れても、そこから何を取捨選択して自分のものにするか、と常に張り詰めてしまうようになってしまった。もちろん、好きなものは仕事になってからがぐっとコクが増してくるわけで、本気で取り組まなくてはならないタスクの中にこそ人生があるんですが、でも、スポーツ観戦で得られるのは、それとはまったく違うもの。純粋なる楽しみです。

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