2019/01/22 17:00

世界興行収入150億円、インド映画歴代3位 「バジュランギおじさんと、小さな迷子」を採点!

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〈あらすじ〉

パキスタンの山間の村に住む6歳の女の子シャヒーダー(ハルシャーリー・マルホートラ)は、生まれつき話すことができない。母親に連れられてインドのデリーへ願掛けに行った帰り道に、母親とはぐれてしまい、異国に1人取り残される。シャヒーダーはヒンドゥー教のハヌマーン神を熱心に信奉する、お人好しで正直者の青年パワン(サルマン・カーン)と出会い、彼が居候する家に暮らし始める。彼女がパキスタンのイスラム教徒だと知ったパワンは、対立する国の異教徒である少女を、パスポートもビザも持たずに、命がけで家へ送り届ける決意をする。

〈解説〉

『タイガー~伝説のスパイ~』のカビール・カーン監督作。国や宗教の対立を超え、人間愛についてのメッセージを込めたロードムービー。159分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆型通りの話を力ずくで見せる。濃厚顔の主演スターの熱演、インドの町の混沌、唐突なミュージカル。愛嬌ある娯楽作。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆いくら何でも、といいたくなるほどご都合主義的な展開だが、サルマン・カーンの「柄」で見せる。印パの間は難問山積だ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆真っすぐにしか生きていけない青年の誠実さが笑って泣けた。国境での危険や幼子の命の扱いをこんな形で描けるとは。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆感動の共通分母に乗せた印パ関係の緊張。劇の設計はユルいが、ボリウッド式の鷹揚な語り口自体が人懐っこい笑顔のよう。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆ボリウッド光線で照射する印パ問題。歴史や神話を巧みに交錯、ベタな子役と様々な乗り物で行く人情ロードムービー。

INFORMATION

「バジュランギおじさんと、小さな迷子」(印)
1月18日(金)より全国順次ロードショー
製作・監督・脚本:カビール・カーン
出演:サルマン・カーン、ハルシャーリー・マルホートラ、カリーナ・カプール、ナワーズッディーン・シッディーキー ほか
http://bajrangi.jp/index.html

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年1月24日号)

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