2019/02/12 17:00

社会の息苦しさから逃れ信長の時代へ時間跳躍!――春日太一の木曜邦画劇場

1986年作品(91分)/KADOKAWA/Amazon Prime配信あり
1986年作品(91分)/KADOKAWA/Amazon Prime配信あり

 現代や未来の世界から「歴史」の世界へとタイムスリップする時代劇が近年よく作られている。そして、そうした設定の作品で多く見られるのが、「戦国時代で織田信長に絡む」という展開だ。今年もそうした映画が公開された。

 信長がタイムスリップ時代劇で重宝されるのは、「志半ばにして倒れた、斬新な発想の改革者」「時には虐殺も厭わない苛烈な権力者」といったイメージがキャラクターとして優れているというのもあるだろうし、必ず最後には「本能寺の変」という大イベントが待ち受けているので物語のサスペンス性が盛り上がるというのもあるだろう。

 かくいう筆者もまさにそうした設定に惹かれて、小学生の時に「現代人&未来人ミーツ信長」を映画館に観にいった。それが今回取り上げるアニメ映画『時空(とき)の旅人』だ。

 一九八〇年代の角川映画だけあって、予告編を何度もテレビで流しており、それを浴びているうちに観たくてたまらなくなっていた。中でも印象的だったのが、風変わりな服装をした男が「敵は本能寺にあり!」と言って秘密基地みたいな場所で謎のボタンを押す場面と、「信長は本当に本能寺で死んだのか?」という最後のナレーション。「歴史好き」になりかけていた当時の筆者は、「いったい信長の身に何が起きるんだろう」とワクワクして劇場に向かった。

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