2019/02/18 17:00

女王の寵愛をめぐる2人の側近、“三角関係”の行方は……「女王陛下のお気に入り」を採点!

©2018 Twentieth Century Fox
©2018 Twentieth Century Fox

〈あらすじ〉

18世紀初頭、フランスと交戦中のイングランド。宮廷では、アン女王(オリヴィア・コールマン)の幼なじみの女官長レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が、病弱で気まぐれなアン女王を巧みに操り、絶大な権力を握っていた。ある日、サラの従妹だと名乗る没落貴族のアビゲイル(エマ・ストーン)が宮廷を訪れる。サラの計らいで召使いとして雇われたアビゲイルは、その働きぶりにより、侍女に昇格する。戦争の継続か、フランスとの講和かで揺れる議会に、女王の代理としてサラが出席している間、女王の遊び相手を命じられたアビゲイルに、女王は徐々に心を開いていく。

〈解説〉

『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』のヨルゴス・ランティモス監督作。女王の寵愛を巡り2人の女性が駆け引きを繰り広げる宮廷ドラマ。第75回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞と女優賞をダブル受賞。120分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆江戸の大奥と違ってこちらはあくどく獣的。O・コールマンとE・ストーンの演技を堪能。衣裳・調度・作法も見もの。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★★『イヴの総て』の宮廷版かと思いきや、腐った快楽が全篇を覆う奇怪な倒錯に笑った。矛盾に満ちあふれた女王が痛烈だ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆駄々をこねるアン女王。権力を振るうレディ・サラ。性奴隷になって取り入るアビゲイル。女達の闘いについ自己投影。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆カルト監督の理想的なメジャー仕様。宝石と汚物が一緒に差し出されるパンキッシュな宮廷絵巻だ。艶笑喜劇の弾力も。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆狡猾さとユーモアを交えた最高の配役。ヨルゴスの覗き見趣味な魚眼レンズもスチュアート朝と相性抜群。コールマンに☆。

INFORMATION

「女王陛下のお気に入り」(アイルランド、英、米)
2月15日(金)より全国ロードショー 
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:オリビア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン ほか
http://www.foxmovies-jp.com/Joouheika/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年2月21日号)



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