2019/03/11 11:00

子どもの命を守るために……保育園を疎開させた保育士たちの真実

平松恵美子監督
平松恵美子監督

 映画『あの日のオルガン』は、戦火から園児を守るため、保育園を疎開させた保母たちの物語。太平洋戦争末期、実際に行われた疎開保育園の話がベースになっている。平松恵美子監督は、本作のオファーを受けて疎開保育園の事実を初めて知ったという。

「まだ若い保母さんが、子供たちの命を守るために国の決定を待たずして周囲を説得し、実行していく。その行動力に感銘を受けました」

 大勢の子供がいる現場のため、撮影が予定通り進まないことも多かった。主演の戸田恵梨香と大原櫻子をはじめ保母役の女優には、「子供たちを芝居の中でどう扱うか任せる」と説明したそうだ。

「みなさん、正面から子供たちと向き合ってくれました。カメラが回っていない時も一緒に遊んだり、トイレに連れて行ったり。おかげで子供たちものびのびとした表情を見せてくれたと思います」

 信念を持って困難を乗り越える保母たちに勇気づけられ、子供の命を守る仕事の過酷さと尊さも感じさせられる。

「保育士が子供の命を預かる責任の重い職業であるのは今も同じ。この作品が保育士の待遇改善を考えるきっかけになれば嬉しいです」

INFORMATION

『あの日のオルガン』
〔2月22日より新宿ピカデリーほか、全国公開
https://www.anohi-organ.com/

(音部 美穂/週刊文春 2019年2月28日号)



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