2019/02/26 17:00

『その女アレックス』のピエール・ルメートル原作 「天国でまた会おう」を採点!

© 2017 STADENN PROD. - MANCHESTER FILMS - GAUMONT - France 2 CINEMA ©Jérôme Prébois / ADCB Films
© 2017 STADENN PROD. - MANCHESTER FILMS - GAUMONT - France 2 CINEMA ©Jérôme Prébois / ADCB Films

〈あらすじ〉

第一次世界大戦休戦目前の西部戦線で、仏軍の兵士アルベールは、上官の悪事に気付いて殺されかけるが、青年兵士のエドゥアール(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)に命を救われる。爆撃で顔に重傷を負ったエドゥアールから「家に帰りたくない」と訴えられたアルベールは、彼の戦死を偽装し、パリで一緒に暮らし始める。世間は帰還兵に冷たく、アルベールは銀行に復職できず、婚約者にも捨てられてしまう。怪我で声も失ったエドゥアールは孤児の少女と出会い、生きる気力を取り戻す。3人は自分たちから何もかも奪った国を相手に、エドゥアールの画才を活かした大胆な詐欺を企てる。

〈解説〉

『その女アレックス』のピエール・ルメートル原作。主演のアルベール・デュポンテルが監督も務める。セザール賞5部門受賞。117分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★「因果は巡る小車の」的な物語の面白さ。マスクを始め衣裳・髪型・調度、アンティック店に迷い込んだよう。笑わせ方もいい。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆コンゲームや復讐譚を織り交ぜたサービス精神旺盛な映画だが、作り込みが多すぎてくどい。感情表現もややもたれ気味。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆戦争の憎しみを生々しく描いているようで深い慈しみに満ちている。命の限りを承知の展開に、涙するやら笑うやら。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆前衛美術をレトロ趣味で転用したような映像世界。足し算映画の典型だが、説明や描写をしつこく盛りすぎに思う時も。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆詩的でコメディでシニカルに仏のエスプリを絡ませた戦争の悲劇。仮面の美しさはゴーモン展にて実物の繊細さにため息。

INFORMATION

「天国でまた会おう」(仏)
3月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本・出演:アルベール・デュポンテル
原作・脚本:ピエール・ルメートル
出演:ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、ロラン・ラフィット、ニエル・アレストリュプ、エミリー・ドゥケンヌ、メラニー・ティエリー ほか
http://tengoku-movie.com/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年2月28日号)



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