2019/03/04 17:00

白人用心棒と黒人ピアニスト、中年おじさん二人旅の行方は……「グリーンブック」を採点!

©2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
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〈あらすじ〉

1962年、ニューヨーク。人気ナイトクラブで用心棒として働くイタリア系白人のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、黒人ピアニストのドクター・ドナルド・シャーリー(マハーシャラ・アリ)がアメリカ南部を回るコンサートツアーの、運転手兼用心棒にスカウトされる。黒人が利用できる施設が記載されたガイド本「グリーンブック」を手に、2カ月にわたる旅に出た2人は、当初こそ何かとぶつかり合うが、黒人差別が色濃く残る地域で数々のトラブルを乗り越えるうちに、相手を深く理解し、信頼と友情で結ばれていく。

〈解説〉

『メリーに首ったけ』のピーター・ファレリー監督が、性格も出自も異なる中年男性2人の友情を、実話に基づいて描くロードムービー。第76回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(コメディ/ミュージカル部門)、助演男優賞、脚本賞を受賞。130分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★いかにもアメリカらしい人情噺。話のゴールは見えているのに気持ちよく乗せられる。V・モーテンセンの献身的役作り!

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆不安と笑いを並べ、気骨と安定感を搬入したのはさすがにこの監督。「好感」を意識して彫りが浅くなったのは惜しい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆用心棒だった凄腕トニーとカーネギーの最上階で暮らす王様みたいなドナルド、2人の価値観がにじり寄る経過に拍手。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆いかにも評価されそうな要素で固めすぎ? とはいえ米南部への旅の過程で仕掛けた多層性が効いてくる。3つ星の頂。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆人種、友情、階級。62年の南部を走るティール色のキャデラック。俳優のデュエットとユーモアのラインを愉しむ。

INFORMATION

「グリーンブック」(米)
3月1日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ ほか
https://gaga.ne.jp/greenbook/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年3月7日号)



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