2019/03/24 17:00

黒人刑事が白人至上主義の過激派団体KKKに潜入捜査 「ブラック・クランズマン」を採点!

©2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.
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〈あらすじ〉

1979年、コロラド州コロラドスプリングスの警察署で、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、新聞でKKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集の広告に目を留める。その番号に電話をかけ、白人のふりをして人種差別発言を繰り返し、面接の約束を取り付け、同じ部署の白人刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライバー)がロンのふりをして面接に向かう。2人は電話と対面を分担し、一役を演じながら潜入捜査を進めていくが……。

〈解説〉

『オールド・ボーイ』に続くスパイク・リー監督作。白人至上主義の過激派団体に潜入し、悪事を暴いた黒人刑事の体験を綴ったノンフィクション小説を映像化。本年度のカンヌ国際映画祭グランプリ受賞、アカデミー賞6部門にノミネート、脚色賞を受賞。135分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★人種差別問題をモチーフにしながら喜劇味もある奇想の物語にしているのが有難い。KKKのいやらしさもヒシヒシと。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆才気とはしたなさが表裏一体になった監督だが、今回は娯楽力がかなり高い。脚色と編集の技で「不快な醜悪」を抉り出す。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★まさかの実話だが、コミカルな展開なので刑事たちの信頼関係に想いを託せる。アメリカの今を写す映像には鳥肌が。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★★ベテラン監督が熱い大玉を投げてきた。映画を政治的に作ることの最も明快な実践例。ヌケの良さに痺れたので星数奮発。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆冒頭5分でリー節炸裂。笑い泣くアフロ爆弾。『国民の創生』の引用。現代米史に焼付くスパイク・リーの“闘争の記録”。

INFORMATION

「ブラック・クランズマン」(米)
3月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国公開
監督・脚本・製作:スパイク・リー
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライバー、トファー・グレイス、コーリー・ホーキンズ ほか
https://bkm-movie.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年3月28日号)



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