2019/04/07 17:00

米国の2大トレンドは「陰謀論」vs「道徳回帰」 中二病化するアメリカ人たち

映画『マトリックス』の一場面 ©Getty Images
映画『マトリックス』の一場面 ©Getty Images

 公開20周年を迎えた映画『マトリックス』がアメリカで注目を集めている。「トランプ後の世界を予言していた」とする論評も出るくらいだ。

 たとえば、劇中「隠された真実を知るための錠剤」として出てくる「レッド・ピル(Red Pill)」は、今やアンチ・リベラル界隈を中心にインターネットで動詞化している。「この世界では女性や有色人種が差別されていることになっているが、真に抑圧されているのは白人男性である」──このような“真実”に目覚めることが“Red-Pilled”と表現される、という要領だ。

 こう書くと『マトリックス』再ブームがトランプ支持者およびオルタナ右翼寄りの話に思えてくるが、そうとも言えない。『マトリックス』が「予言」とされる理由は、もっと大きな規模で起きている、テクノロジーへの不安を表現しているからなのである。

AIアルゴリズムに“心をハック”されるリスクが露見した

『マトリックス』は、自分の生きる世界に違和感を抱く主人公ネオが“真実”を知る物語だ。レッド・ピルを飲んだネオは、現実だと思っていた世界がコンピューターにつくられた仮想現実だったと知る。本当の世界では、人類がコンピューターの奴隷にされていたのである……このSF英雄譚は、2019年現在、より“真実”に近づきつつある。

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