2019/04/23 17:00

“ミステリーの女王”の最高傑作を実写化 「アガサ・クリスティー ねじれた家」を採点!

© 2017 Crooked House Productions Ltd.
© 2017 Crooked House Productions Ltd.

〈あらすじ〉

1950年代半ばのイギリスで、大富豪のアリスティド・レオニデスが毒殺された。孫娘のソフィア(ステファニー・マティーニ)は元恋人で私立探偵のチャールズ(マックス・アイアンズ)に、一族の誰かが犯人に違いないと打ち明け、捜査を依頼する。レオニデスの屋敷には、彼の前妻の姉イーディス(グレン・クローズ)を筆頭に、三世代にわたる一族が出入りしており、巨額の遺産を巡り、すべての人物にレオニデスを殺害する動機があった。レオニデスの遺言が無効であることが発覚し、チャールズが真相に近づいたと確信した直後、第二の殺人が発生する。

〈解説〉

ミステリーの女王アガサ・クリスティーが自身の最高傑作とする小説を、『ダーク・プレイス』のジル・パケ=ブレネール監督が実写化。115分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆贅沢なキャスティングの割にサスペンスは盛り上がらず。謎解き役はあの名優の息子なのにキレが無い。衣裳調度に注目。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆美術や衣裳は丁寧だし、キャスティングも悪くないが、体温が感じられない。フィルム・ノワールの意匠がやや空転気味。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆殺害犯はすぐわかるし親族たちが舞台劇の仰々しさで騒ぐが、それでも面白い。大伯母イーディスの愛が衝撃的だから。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆シンプルな映画化だが、時代の変更など見せ方に工夫あり。クリスティー物が陥りがちな演出の平坦を辛くも回避したか。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆家が家族をねじれさせる。まさにクリスティー! 日本のドラマや日本人ウケしそうなネタ。富豪描写はさすがに上手。

INFORMATION

「アガサ・クリスティー ねじれた家」(英)
4月19日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督:ジル・パケ=ブレネール
原作:アガサ・クリスティー著/田村隆一訳「ねじれた家」(ハヤカワ文庫刊) 
出演:グレン・クローズ、テレンス・スタンプ、マックス・アイアンズ、ステファニー・マティーニ ほか
https://nejire-movie.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年4月25日号)



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