2019/05/14 17:00

大阪のキャバレー舞台に小沢昭一ら名人芸炸裂!――春日太一の木曜邦画劇場

1968年作品(92分)/ディメンション/3800円(税抜)/レンタルあり
1968年作品(92分)/ディメンション/3800円(税抜)/レンタルあり

 今回もDVDレーベル「DIG」から発売の「タイトルだけは知っているけれども観たことはない映画」特集を続ける。取り上げる作品は『経営学入門 ネオン太平記』だ。

 今村昌平の弟子である磯見忠彦が監督をし、今村自身が脚本を書いているだけあって、役者陣が豪華。主演の小沢昭一を筆頭に、西村晃、加藤武、北村和夫、春川ますみ、吉村実子、三國連太郎――と、今村作品の常連ともいえるアクの強い面々が顔を揃えている。

 これだけのメンバーが一堂に集結し、舞台が大阪の大衆キャバレーとなれば、面白くないはずがない。

 物語はキャバレーの支配人・益本(小沢)が店で起きるさまざまなトラブルに対処していく様を通して展開していく。とにかく、この益本のキャラクター、そしてそれを演じる小沢がいい。

「脇毛かて剃るもんやない! おケケ見せて、エエ匂いさせたったら男なんてイチコロでついてきよるわ」「目やら耳やら鼻下、指先、五感でも六感でもくすぐったれ! 男はみんな動物や! さかりのついた牡犬やで!」大勢のホステスの前で訓示を語る冒頭の場面から、その芸人のような軽妙な話術に引き込まれる。その一方で仕事に熱を入れ過ぎて休日になるとダウン。内縁の妻(園佳也子)との夫婦生活はサッパリ――。小沢ならではの下世話さが満載になっている。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

自信を無くしがちだけど、思っているほど状況は悪くないはず。...もっと見る >