2019/06/24 17:00

脱獄映画の金字塔を45年ぶりにリメイク 「パピヨン」を採点!

© 2017 Papillon Movie Finance LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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〈あらすじ〉

1931年、パリ。胸に蝶のタトゥーを入れている金庫破りの“パピヨン”(チャーリー・ハナム)は、雇い主である暗黒街のボスの怒りを買い、殺人の濡れ衣を着せられてしまう。無実の罪で終身刑となり、フランス領ギアナの悪名高い流刑地に収監されたパピヨンは、すぐに脱獄を決意する。パピヨンは、脱獄資金の提供を条件に、囚人たちから隠し金と命を狙われているルイ・ドガ(ラミ・マレック)を護衛し、2人は友情で結ばれていく。2度の脱獄に失敗し、合計で7年もの独房生活を生き延びたパピヨンは、周囲を海に囲まれた断崖絶壁の孤島の牢獄“悪魔島”に移され、ドガと再会する。2人は自由を獲得するための計画を練るが……。

〈解説〉

作家アンリ・シャリエールの実体験を元にした脱獄映画の金字塔といわれる作品を、45年ぶりにリメイク。監督は『氷の季節』のマイケル・ノアー。133分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆73年版には及ばないが、やっぱり知力・体力勝負の脱獄物は面白い。R・マレックが周到な役作りでパピヨン役が霞んだ。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆好きな話だし、主演ふたりも健闘しているが、囚人の数を増やし、もっと寡黙に撮ってほしかった。酷烈さが感じられない。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★男2人の縁の描き方が見事。ラストにパピヨンの姿が映し出されて凄さも実感。諦めるな、粘れ、と背中を押された。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆73年版と比べるのは酷だが、やはり薄味に。気の遠くなる時間感覚が薄れ、伝説の史話を現代っ子が演じ直した感は否めず。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆原作が面白いから救われるも無菌のパリ描写はじめ全体的にリズムの打撃が弱い。男優はセクシー。オリジナル版もぜひ。

INFORMATION

「パピヨン」(米)
6月21日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
監督:マイケル・ノアー
脚本:アーロン・グジコウスキ
出演者:チャーリー・ハナム、ラミ・マレック、イヴ・ヒューソン、ローラン・モラー ほか
http://www.transformer.co.jp/m/Papillon/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年6月27日号)



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