2019/07/02 17:00

政治スタンスは明確だが何せこの映画は面白い!――春日太一の木曜邦画劇場

1974年作品(119分)/ディメンション/4800円(税抜)/レンタルあり
1974年作品(119分)/ディメンション/4800円(税抜)/レンタルあり

 昨今、俳優・映画製作者・芸能人たちが政治的な発言をすると、そのことがネット上などで物議をかもす――というケースが増えてきた。

 政治信条は人それぞれにあってしかるべきだし、それに伴い論争が起きるというのも、民主主義国家として健全なことだと思う。が、最近の傾向として憂えているのは、それが感情的になり過ぎているということである。政治信条に対する論争ならあくまで、そこに絞って展開されるべきものと思うのだが、すぐに人格攻撃とかに走ってしまいがちだ。それでは議論にならない。

 そうした中には――政権寄り、反政権、どちらのスタンスにしても――その発言をした俳優や製作者の作品そのものを否定するケースも多い。またその逆に、その発言を理由に礼賛する、という場合もある。

 もちろん、自らの政治的スタンスが作品に込められていることも決して少なくはない。でも、それは作品に接する上でさほど重要ではない。そう筆者は考えている。大事なのは、映画として面白いかどうか。それだけだ。いかに高尚なメッセージを込めていようとも、映画として面白くなければ、それは失格なのである。

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