2019/07/05 17:00

「本当に諦めなくて良かった」 アキラ100%が本名で映画に出演するまで

アキラ100%さん(右) ©2018「こはく」製作委員会
アキラ100%さん(右) ©2018「こはく」製作委員会

 アキラ100%さんが本名の大橋彰で映画に臨む。作品は、横尾初喜監督の体験を基にした家族の物語、『こはく』だ。

「高校で演劇部に入ってから舞台への憧れが強くなって、20代は劇団の養成所でずっと役者を目指していました。野田秀樹さんや鴻上尚史さんといった、第3世代の舞台が特に好きだったんです」

 だが、なかなか芽は出ず、その理由を人のせいにしては腐っていたという。それでも諦める気にはならなかった。

「舞台で表現して、それをお客さんに喜んでもらうことが好きでした。お笑いなら自分でネタが書けるし、すべて自分の責任。それでコンビ組んで、いろいろやって、ピンで“ああ”なったわけです(笑)」

 お笑いのネタを見る作家が芝居も手がけていた。そこで時折舞台に出ていたところ、横尾監督から声がかかった。

「台本を読んで驚きました。長編作品で、しかも主要キャストでしたから。本当に諦めなくて良かったと思いました」

 物語は、両親の離婚で幼くして父と別れた兄弟が、父を求めて長崎の街を尋ね歩く。

「弟役の井浦新さんと父親を捜すなかで、実は家族なのに、何も知らなかったことに気づく。そこから両親と自分達の人生に思いを馳せるのです」

INFORMATION

『こはく』
7月6日、ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国順次公開
http://www.kohaku-movie.com/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年7月11日号)



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