2019/07/15 17:00

82歳、ロバート・レッドフォードの俳優引退作 「さらば愛しきアウトロー」を採点!

Photo by Eric Zachanowich. © 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
Photo by Eric Zachanowich. © 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved

〈あらすじ〉

1980年代初頭、警察官のジョン・ハント(ケイシー・アフレック)は、ある銀行強盗事件の捜査担当になる。犯人のフォレスト・タッカー(ロバート・レッドフォード)は74歳の老人で、仲間のテディ(ダニー・グローバー)とウォラー(トム・ウェイツ)と共に、この2年間で93件もの銀行強盗を成功させていた。ジョンは彼らが誰一人傷つけていないことに驚き、興味を抱く。“黄昏ギャング”と名付けられて世間の注目が集まる中で、彼らは金塊強盗を成功させて潜伏生活に入り、フォレストは未亡人のジュエル(シシー・スペイセク)と穏やかな日々を送り始めるが……。

〈解説〉

レッドフォードの俳優引退作。銀行強盗と脱獄を繰り返した、実在した犯罪者の物語。監督・脚本は『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』のデヴィッド・ロウリー。93分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆紳士的な銀行強盗の話というのが、まず愉しい。キャスティング、時代色、地方色も。R・レッドフォードの風貌に動揺。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆穏和な物腰と無頼の心。レッドフォードはこの二重性をずっと保持してきた。音楽や16ミリの映像にもダークな匂いが。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆こんな銀行強盗が実際にいた事に驚く。若かりし頃のレッドフォードを楽しむお得感もあり、妙なゆるさが味わいの1本。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆消えない青年の面影や、二枚目スターの古風なロマンも全てが「この人らしい」と思える。幸福なベストアルバム的幕引き。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★★「顔」に集中した贅沢な引退作品。唇に微笑みのシシー・スペイセク。懐かしいズームやパン。溢れる涙拭うのも忘る。

INFORMATION

「さらば愛しきアウトロー」(米)
7月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本:デヴィッド・ロウリー
出演:ロバート・レッドフォード、ケイシー・アフレック、シシー・スペイセク、ダニー・グローヴァー ほか
https://longride.jp/saraba/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年7月18日号)



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