2019/08/31 17:00

インドの5つ星ホテルで起きた「同時多発テロ」 閉じ込められた人たちはなぜ助け合ったのか

アンソニー・マラス監督
アンソニー・マラス監督

 今の世の中、テロは日常茶飯事。ほとんどの人は「またか」で終わってしまうのが、悲しい現実だ。2008年、インドの5つ星ホテルで起きた同時多発テロ事件を描く『ホテル・ムンバイ』を監督したオーストラリア人アンソニー・マラスも、そう認める。

「あの事件は、当時、テレビのニュースで見た。ビルが燃える様子、人々の絶望的な表情にショックを受けたが、また次の事件が起こるたびに、記憶が薄れていったよ。オーストラリアから遠く離れたインドで起きたことだったし」

 そんな彼が改めてこの事件に興味を持ったきっかけは、ドキュメンタリー「Surviving Mumbai」(日本未公開)を見たこと。ホテルに閉じ込められた人たちの体験を聞き、人間の勇気、力を合わせることの尊さに感動したという。

「ムンバイの人口は、オーストラリアと同じくらい。街の作りも複雑で、警察が到達するには時間がかかる。だから、今作の舞台となるタージマハル・ホテルにいた人質たちも、助けを待つ間、お互いを頼りあうしかなかった。何より驚かされたのはスタッフだ。家に帰ることができたのに帰らなかった人、一度外に出たのに戻ってきた人がいたんだよ」

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