2019/08/13 17:00

まるで軍艦と一体化した三船敏郎の重厚な司令官――春日太一の木曜邦画劇場

1965年作品(104分)/東宝/2500円(税抜)/レンタルあり
1965年作品(104分)/東宝/2500円(税抜)/レンタルあり

 三船敏郎を語るほとんどの場合において、必ずと言っていいほど付いてくるフレーズがある。それは、「サムライ」。その人生を追ったドキュメント映画にも、追悼のムック本にも、評伝本にも、タイトルに「サムライ」が入っている。

 それだけ、黒澤明作品をはじめ幾多の時代劇で見せた「サムライ」としての姿は三船のイメージを決定づけるにふさわしいカッコよさがあった。同時にそうした三船の姿は多くの人――それは外国人を含めて――が思い描く「サムライ」像のイメージとして定着した。だからこそ、三船=「サムライ」が一対になっていったと考えられる。

 ただ、もう一つ。三船の魅力を語る上で欠かせない役柄がある。それは、軍人である。もちろん、多分に「サムライ」的な要素のある役柄ではあるが、そこでは時代劇でのワイルドな動的な姿とはまた異なる三船の魅力に出会える。

 今回取り上げる『太平洋奇跡の作戦 キスカ』も、そんな一本だ。舞台は太平洋戦争後半。悲惨な戦況が続く日本軍での、数少ない成功した作戦の顛末が描かれている。

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