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2019/09/12 11:45

人生の最期を迎える人に寄り添う「看取り士」はなぜ生まれたのか

© 2019「みとりし」製作委員会
© 2019「みとりし」製作委員会

 看取り士とは、人生の最期を迎える人やその家族に、寄り添いながら看取りを手伝う職業で、日本看取り士会が設けた認定資格だ。榎木孝明さん主演の映画『みとりし』は、彼らを通して、現代社会の死を見つめている。

「8割強の人が病院で亡くなる時代といわれていますが、死んでしまうと霊安室、葬儀場と、どんどん流れ作業が始まってしまう。この、家族の悲しみが置き去りの状況は一体何だろうと考えていたんです。看取り士という仕事を知ったのはそういう時期でした」

 榎木さんが演じるのは、娘を交通事故で失った、定年前の会社員・柴久生(しばひさお)。心身をすり減らした柴は、看取り士と出会い、自身も看取り士として人の死を支えることになる。

「大きく経済発展を遂げた戦後社会は、人の死までも他人がサービスとして請け負うことを当たり前にしてしまいました。その“常識”は正しいのか。死の在り方への考えが、看取り士という仕事が生まれるきっかけになったようです」

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