2019/09/23 17:00

“ジェネレーションZ世代”の青春映画 「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」を採点!

© 2018 A24 DISTRIBUTION, LLC
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〈あらすじ〉

 中学校最終学年の8年生が終わるまであと1週間。「学年で最も無口な子」に選ばれてしまったケイラ(エルシー・フィッシャー)は、高校に進学する前に地味で人付き合いが下手な自分を変えようと、SNSを駆使してクラスメイトと繋がろうとするが苦戦が続く。

 シングルファーザーのマーク(ジョシュ・ハミルトン)は一人娘を気にかけるが、スマホの画面に夢中のケイラに彼の声は届かない。高校の1日体験入学で案内役を務めてくれた高校生のオリヴィアと仲良くなったケイラは、背伸びをして彼女とつるむようになるが……。

〈解説〉

 俳優、脚本家として活躍するボー・バーナムの、自身の脚本による映画監督デビュー作。生まれたときからSNSが存在する“ジェネレーションZ世代”のティーンが主人公の青春映画。93分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆小太り少女の夢と屈託。男やもめの父親の気くばり。いささか模範的なおさまりようだが、生活描写の細部を楽しんだ。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆教訓性や物語性を抑制し、少女の迷いや背伸びを、「誤差」も含めて描き出していく。発達した動体視力で細部を見せる。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆自分がどう見られているか気にしたところで仕方ない。描かれた全てが生温くて耐えがたいがケイラの可愛さに☆プラス。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆教室の隅っこにいる者を救う思春期映画の仕様が感動的にアップデートされた。「ひび割れたスマホ」も泣けるイメージ。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆少女が存在するあの空間に住み着いたような感覚に。ネット社会、現代のスクールカースト、プールパーティーとバナナ!

INFORMATION

「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」(米)
9月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント他全国ロードショー
監督・脚本:ボー・バーナム
出演:エルシー・フィッシャー、ジョシュ・ハミルトン、エミリー・ロビンソン、ジェイク・ライアン ほか
http://www.transformer.co.jp/m/eighthgrade/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年9月26日号)



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