2019/10/07 17:00

ホアキンの演技が圧巻、超話題作を見逃すな 「ジョーカー」を採点!

©2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & ©DC Comics
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〈あらすじ〉

孤独で貧しいが心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、同じアパートに暮らすシングルマザーのソフィーに密かに好意を寄せながら、病気の母と2人で暮らしていた。「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、コメディアンを目指しているが、世間は彼に厳しい。ある日、同僚から押し付けられた拳銃が原因で、大道芸人の仕事を首になる。茫然自失でピエロメイクのまま帰宅途中に、絡んできた富裕層の男性3人を撃ち殺したことで、アーサーのたがが外れてしまう。そこに、マーレイ・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)が司会を務める、憧れのトークバラエティ番組への出演依頼が届き……。

〈解説〉

『バットマン』の悪役・ジョーカーの誕生をオリジナル・ストーリーで描く。監督は『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス。第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門金獅子賞受賞。122分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★J・フェニックスの怪演に息を呑む。「聖なる愚者」の純情。80年代初頭の架空の街という設定、あの名優の出演も嬉しい。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆空間の設計が鋭く、画面から眼が離せないが、脚本に疑問。病と劣悪な環境と銃を悪の苗床にするのは安直すぎないか。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★繊細で脆弱な正直者が狂人になってゆく様と、踊る姿の美しさに心を奪われた。ゴッサム・シティが架空の街とは思えず。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★★ホアキン圧巻。『タクシードライバー』の精神が壮絶な奇態へと転生。この闇はかつてGGアリンを追った監督の真骨頂。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★★ホアキンのジョーカーは心の底の澱を刺激し浄化させる。燃える街に轟く血染めのホワイトルームに兄の亡魂をも想起。

INFORMATION

「ジョーカー」(米)
10月4日(金)より全国ロードショー
監督・共同脚本・製作:トッド・フィリップス
出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ ほか
http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月10日号)



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