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2019/11/11 17:00

ゴッホの眼に世界はどのように映っていたのか? 「永遠の門 ゴッホの見た未来」を採点!

© Walk Home Productions LLC 2018
© Walk Home Productions LLC 2018

〈あらすじ〉

画家として全く評価されていなかったフィンセント・ファン・ゴッホ(ウィレム・デフォー)は、パリから南フランスのアルルへ移り住む。「新しい光を見つけたい」という願いを叶えたゴッホは、目に映るものすべてをカンバスに描く日々を送る。しかし、地元の人たちと揉め事を起こし、強制的に精神病院へ入れられてしまう。ゴッホが心酔するゴーギャン(オスカー・アイザック)は、兄を心配する画商のテオ(ルパート・フレンド)に頼まれて、経済的な援助と引き換えにアルルを訪れる。2人の共同生活は長くは続かず、ゴーギャンに去られたゴッホは、孤独を紛らわすかのように創作活動に没頭するが……。

〈解説〉

『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベル監督が、ゴッホの目に映る世界を映像と音で作り上げた伝記ドラマ。第75回ヴェネツィア国際映画祭最優秀男優賞受賞。111分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆カメラ、終始、動かしすぎでは? それが邪魔になって、W・デフォー渾身の演技も平板に見えた。脇役たちは大物揃い。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆伝記映画の塵を払い、W・デフォーの声を響かせる。眼よりも耳に訴えたのが勝因。M・ミケルセンとの対話場面は強力。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★☆☆☆ゴッホの視野や世界の見え方など、つまらぬ映像演出に腹が立つことこの上なし。W・デフォーの好演が勿体ない。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆監督シュナーベルによるゴッホ追体験の試み。市民社会からの疎外の様子も含め、手持ちカメラの生っぽさが効いている。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆自分の耳を切って差し出したくなる揺れるカメラ。酷似のデフォー。視覚的ゴッホ体験だろうが、所詮ゴッホにはなれず。

INFORMATION

「永遠の門 ゴッホの見た未来」(英、仏、米)
11月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
https://gaga.ne.jp/gogh/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年11月14日号)



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