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2019/11/12 17:00

強盗、薬物、殺人、売春……罪を犯した少女たちの現実とは 「少女は夜明けに夢をみる」を採点!

© Oskouei Film Production
© Oskouei Film Production

〈解説〉

国営の少女更生施設に収容された少女たちの人生を通して、イラン社会が抱える貧困や男尊女卑の問題に迫るドキュメンタリー。強盗、薬物、殺人、売春などの罪で収容されている少女たちは、厳重に警備され、社会と断絶した施設で暮らしている。ハーテレは、叔父からの性的虐待をきっかけに家出をして浮浪罪で捕まった。15歳で出産したガザールは、夫から薬物を売るよう強要された。ソマイエは、薬物を買うために売春させた父親を殺害した。メヘルダード・オスコウイ監督に心を開き、身の上を打ち明ける8人の少女たちは、普段は無邪気に笑い合っているが、時折涙を流し、お互いをいたわりあう。第66回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門アムネスティ国際映画賞受賞。76分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆少女たちにとって更生施設が避難所という悲惨。宗教が救済であり桎梏でもあることを痛感したが、もう一押し欲しい。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆骨組に甘さがなく、情感に偽りがない。「私はどうでもいい存在」と呟く声がリアルだ。早く家を離れろ、と声をかけたい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆美しい微笑みを浮かべ死を願い、あどけない表情で無慈悲な家族の迎えを待つ。少女達の闇を映した男性監督は凄い。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆最も澱みの濃い水を掬って、そこに蠢く若い命に光を当てる。傷の深い少女達の率直さを引き出す監督の「傾聴」に敬服。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆ドキュメントを超えたライフライン。少女たちと観客に内在する不均衡さ。少女へカメラが狭い画角で迫るとドラマに。

INFORMATION

「少女は夜明けに夢をみる」(イラン)
岩波ホールにて上映中。全国順次ロードショー
http://www.syoujyo-yoake.com/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年11月14日号)



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