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2019/11/19 17:00

1997年の韓国通貨危機の裏側を暴く 「国家が破産する日」を採点!

© 2018 ZIP CINEMA, CJ ENM CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
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〈あらすじ〉

1997年、韓国は好景気に沸いていたが、韓国銀行の通貨対策チーム長のハン・シヒョン(キム・ヘス)は通貨危機を予測していた。11月15日、政府は危機を国民に公示せず、非公式の対策チームを立ち上げる。同じ頃、危機の兆候を独自に察知した金融コンサルタントのユン・ジョンハク(ユ・アイン)は、政府の無能さに賭けた大勝負に出る。一方、町工場の経営者ガプス(ホ・ジュノ)は、百貨店からの大量発注を手形決済で受注する。ウォンの価値が急激に下落し、企業の連鎖倒産や経営者の自殺が相次ぐなか、政府はシヒョンの反対を無視してIMFへの支援を要請し、IMF専務理事(ヴァンサン・カッセル)との交渉が始まる。

〈解説〉

通貨危機に陥った韓国で、立場の違う3人の闘いを並行して描く社会派ドラマ。チェ・グクヒ監督の日本初公開作品。114分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆’97年の韓国経済の危機を各階層に目配りしつつダイナミックに。人物造型も“巨悪”も型通りなのが妙に面白く効果的。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆定番の金融スリラーだが、IMFと米政府の癒着や為替の逆張りなど、ギラッとする細部がある。対岸の火事とは思えない。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆財政破綻した政府は、国民に秘密裏に国を売る。大国と自負する国々は、似たり寄ったりの現実を抱えているのでは?

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆韓流『マネー・ショート』か『新聞記者』か。巨悪と正義と頭の切れる金融チンピラがモザイク状に行き交う作劇に興奮。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆主演女優、男優のハイスペックなスキル。中流階級、金融セクター、政府、適材適所のキャラクター配備。学び多し隣国。

INFORMATION

「国家が破産する日」(韓)
シネマート新宿ほか全国順次公開中
http://kokka-hasan.com/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年11月21日号)



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