2017/03/07 17:00

鶴太郎が俳優として開花 大林監督の慧眼に脱帽!

1988年作品(108分)/松竹/2800円(税抜)/レンタルあり
1988年作品(108分)/松竹/2800円(税抜)/レンタルあり

 先日、片岡鶴太郎にインタビューさせていただいた。役者として、である。

 鶴太郎は一九八〇年代後半、お笑い芸人としてバラエティ番組などで活躍している最中に俳優業にも進出している。当時、小学生だった筆者には衝撃的な出来事だった。

 その少し前にはビートたけしや明石家さんまもバラエティから俳優へという道を歩んでいるが、彼らにはどこか「二枚目」的なたたずまいがあり、「俳優」としての姿を自然に受け止めることができた。が、鶴太郎はそうではない。モノマネにリアクション芸。徹底して「三」の線、バラエティどっぷりの雰囲気があった。それだけに、「俳優として真面目に演じる」ことはイメージからあまりに遠く感じた。

 今回取り上げる『異人たちとの夏』は、まさにその俳優進出の端緒となった作品だ。

 監督・大林宣彦、脚本・市川森一、原作・山田太一、主演・風間杜夫という、バラエティ要素の全くない布陣の「映画作品」である。しかも鶴太郎が任されたのは、芸人に当てられがちなコメディ・リリーフの役割ではない。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

あなたの持つ感受性が注目される日。作品づくりをしてるなら発...もっと見る >