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2019/12/06 11:00

マフィア映画の巨匠・スコセッシが最新作『アイリッシュマン』で「有害な男性性」を描かなければならなかった理由

映画『アイリッシュマン』 2019年11月27日よりNetflixで独占配信中
映画『アイリッシュマン』 2019年11月27日よりNetflixで独占配信中

 なんだか「アレ?」と戸惑い、ドキッとさせられた。

 現在配信中&公開中のNetflixオリジナル作品『 アイリッシュマン 』を観ている最中から抱いた率直な感想だ。同作を手掛けたのはマーティン・スコセッシ。言わずとしれた巨匠だが、最近だと『アベンジャーズ』シリーズ(12~19)をはじめとするマーベル・シネマティック・ユニバースの作品群を「あれは映画ではなく、アミューズメントパーク」とディスった監督と説明したほうが早いかもしれない。このスコセッシ、“怒る、罵る、脅す、盗る、殴る、刺す、撃つ、殺す”が詰まった“暴力のアミューズメントパーク”と呼びたくなるマフィア/ギャング映画を得意とする。

『グッドフェローズ』(90)、『カジノ』(95)、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(01)、『ディパーテッド』(06)は、まさにマフィアやギャングが右往左往して死屍累々となるスコセッシの代表作。『ミーン・ストリート』(73)や『タクシードライバー』(76)といった反社会的勢力の方々が主人公でない作品でも、容赦ないバイオレンスを炸裂させる。

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