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2019/12/09 17:00

『長くつ下のピッピ』を生んだ作家の若き日々 「リンドグレーン」を採点!

© Nordisk Film Production AB / Avanti Film AB. All rights reserved.
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〈あらすじ〉

信仰に厚い両親のもと兄弟姉妹と共に、自然に囲まれて伸び伸びと育った16歳のアストリッド(アルバ・アウグスト)は、文才を見込まれて地方紙の新聞社で働き始める。ブロムベルイ編集長(ヘンリク・ラファエルセン)は彼女の知性と文才に魅了され、妻子がいるにも関わらず愛し合うようになる。予期せず妊娠したアストリッドは、ブロムベルイが離婚訴訟中だったため、隣国デンマークでの出産を決意する。産まれたばかりの息子ラッセを里親のマリー(トリーネ・ディアホム)に託して帰国したアストリッドは、ブロムベルイの離婚が成立し、ラッセを引き取る日を待ちわびるが……。

〈解説〉

『長くつ下のピッピ』『ロッタちゃん』などで知られるスウェーデンの児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの、16歳からの激動の数年間を描く伝記映画。監督・脚本は『愛する人へ』のぺアニレ・フィッシャー・クリステンセン。123分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆超有名作家の出世スゴロクのような話。根底にホガラカさがあり、’20〜’30年代の時代色や北欧の風土感なども楽しめた。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆演技と撮影が端正で、細部もなおざりにされていないが、ややお手本どおりで胸が騒がない。里親役の女優が技を見せる。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆ピュアで行動力があって、女という不自由と闘い続けたリンドグレーン。自己憐憫を吹き飛ばす愛の洗礼を貰える1本。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆児童文学の名匠が抱える意外に生臭い性愛の闇と母性の焦燥。少女が一気に老成する数年の疲れを体現する主演者が見事。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆少女時代から作家リンドグレーンまでを見事に演じるアルバ・アウグストの天才的な演技が光る。動きもアップもいい。

INFORMATION

リンドグレーン」(スウェーデン、デンマーク)
12月7日(土)より岩波ホールほか全国順次公開
http://lindgren-movie.com

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年12月12日号)



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