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2019/12/10 17:00

これぞ天知茂のハマり役 業を伝える苦味の表情!――春日太一の木曜邦画劇場

1959年作品(76分)/ハピネット・メディアマーケティング/4800円(税抜)/DVDはレンタルあり
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 天知茂といえば、眉間の皺が代名詞でもあった。

 皺と、その両サイドにギラッと輝く鋭い眼光は、怒り、憎しみ、そして苦しみといったネガティブだけれども激しい感情を表現するのがよく似合っていた。たまに笑顔になることもあるが、そんな面相のためにどこかニヒルな心情が滲んで映し出される。

 そんな天知の芝居は、彼が所属していた新東宝の映画にピッタリだった。新東宝は、怪談映画などオドロオドロしい感じの因果応報の作品を得意としており、ダークなテイストを放つ天知は、まさにうってつけの存在だったのだ。

 たとえば『地獄』での、現世と地獄とでひたすら苦悶の表情を浮かべ続ける芝居はその真骨頂。そして、今回取り上げる『東海道四谷怪談』もまた『地獄』と同じ中川信夫監督。天知の魅力が存分に堪能できる作品になっている。

 物語はタイトルの通り、有名な怪談「四谷怪談」をベースに展開。ヒロインのお岩(若杉嘉津子)を殺害した後、その亡霊に祟られることになる主人公の民谷伊右衛門を、天知が演じている。この伊右衛門が、天知のために用意されたかのようなハマりぶりだ。

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