2017/03/21 17:00

約半世紀も前に作られた日本版『沈黙』も傑作だ!

1971年作品(130分)/東宝/4500円(税抜)/Amazonビデオ視聴もあり
1971年作品(130分)/東宝/4500円(税抜)/Amazonビデオ視聴もあり

 公開からしばらく経ったが、マーティン・スコセッシ監督の新作『沈黙―サイレンス―』が素晴らしい。このレベルの名監督が本気で挑むと、こうも見応えある時代劇ができるのか、と感心した。同時に、日本で近年作られた大半の時代劇を物足りなく感じていた身には、悔しくもあった。

 期せずして日米の現状の差に気づかされたが、実は今から四十六年前、日本でも同じ遠藤周作の小説を原作にして、スコセッシに勝るとも劣らない作品が撮られていた。

 その同名映画を今回は取り上げる。監督は篠田正浩。

 物語はスコセッシ版と同じだ。舞台は激しいキリシタン弾圧が行われている江戸初期の長崎。誰よりも敬虔な信徒だった師・フェレイラが同地で棄教したことを知ったロドリゴ神父(デイヴィド・ランプソン)は、事実を確かめるべく危険を冒して同僚と共に長崎へと渡る。そこでは、村々の信徒たちが隠れて神に祈りを捧げていた。だが、奉行所の探索と拷問は厳しく、残酷な手段で処刑されていく。そしてロドリゴも、元信徒のキチジロー(マコ岩松)に売られ、捕縛されてしまう。

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