2017/03/23 17:00

キングコングは少年なのだ

©2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED
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 皆さんこんにちは。わたしは小説家で、女です。今週から四週に二回の割合でこのコーナー(注:「週刊文春」の見もの聞きもの)に登場することになりました。松江哲明監督、安藤桃子監督、わたし、わたしの順。よろしくお願いします。

 一九三三年に製作された最初の『キング・コング』がわたしは大、大、大好きだ。彼は森(幼年期)から都市に連れ出された心優しい少年なのだ。そして怒濤の初恋! 性欲! エッでも美女に受け入れられない、俺どうしよう!?

 少年キングコングはマグマの如き激情とともにエンパイヤステートビル(男性器の象徴)に登る。が、戦闘機(社会)に撃たれ、奈落へと……。

 ラストシーンでは嗚咽が止まらなくなる。そして、またつい何度も観てしまう。

 わたしたちみんな、思春期、一度はキングコングだった!!! 大人になったいまだって、せいぜい“またキングコング化しないよう気をつけてる”だけだと、思えて……。

 ところで、今作『キングコング:髑髏島の巨神』は、そんな感慨とは全く関係なく、超楽しいエンタメ作品です。

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人当たりは柔らかいけれど、内面は決してゆずらない今日のあな...もっと見る >