楽天WOMAN リニューアルのお知らせ ▶ 詳細はこちら
2019/12/24 17:00

天才詐欺師を圧倒する! 天知茂の強烈な押し出し――春日太一の木曜邦画劇場

1979年作品(154分)/東映/4500円(税抜)/レンタルあり
1979年作品(154分)/東映/4500円(税抜)/レンタルあり

 天知茂の当たり役といえば、やはりなんといっても明智小五郎に尽きるだろう。

 キャリア晩年期にテレビ朝日「土曜ワイド劇場」内のシリーズで演じていたのだが、これが最高だった。クールでダンディなたたずまいは、いかにも怜悧な頭脳の名探偵。加えて、若い頃から培ってきた暗黒のオーラは江戸川乱歩の猟奇的な世界にピッタリとマッチしていた。

 そして何より、その声である。ここ一番で轟かせてくる、独特のドスを利かせた発声の押し出しの強さ。これが、眉間に皺を寄せての鋭い眼光と共に放たれると、その推理が犯人が言い逃れできない説得力を帯びてくる。たとえ推理が突飛なものだったとしても、観る側にそれを忘れさせるだけの迫力があった。

 そんな天知の迫力を映画で堪能できるのが、今回取り上げる『白昼の死角』だ。

 戦後復興から高度経済成長期にかけての東京を舞台に、大企業を相手にした巨額詐欺を仕掛けていく主人公・鶴岡(夏八木勲)の活躍が描かれる。この鶴岡という男は法律と経済の知識に長けていて、法の抜け穴を巧みに突きながら悪事を重ねていく。そのため、警察もなかなかその尻尾を捕えることができない。

2020年運勢特集|楽天占い

今日の運勢

おひつじ座

全体運

頭でばかり考えようとすると、本当のことがわからなくなりそう...もっと見る >