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2020/01/20 17:00

アトランタ爆破テロ事件の真実に迫るイーストウッド最新作 「リチャード・ジュエル」を採点!

© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

〈あらすじ〉

アトランタ・オリンピック開催中の1996年7月27日。警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)は、屋外ライブに大勢の観客が集まっているセンテニアル公園で無数の釘が仕込まれたパイプ爆弾の入ったリュックを発見する。被害を最小限に抑えて多くの命を救ったリチャードは、一躍英雄として注目される。しかし、わずか3日後に地元の新聞社やテレビ局がリチャードを容疑者であるかのように実名報道すると、その情報元であるFBIは面子のためにリチャードを真犯人として追い詰める。母親のボビ(キャシー・ベイツ)と弁護士のワトソン(サム・ロックウェル)はリチャードの無実の罪を晴らすために、FBIとマスコミ、国民に戦いを挑む。

〈解説〉

『運び屋』に続くクリント・イーストウッドの監督作。アトランタ爆破テロ事件の真実に迫るサスペンスフルな社会派ドラマ。131分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆メディアと大衆という大きな構図の中で、“英雄”の真実をサスペンスフルに、過不足なく。89歳にしてこの監督ぶり。嬉しい。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★★沈着な呼吸で、彫りの深い世界を描き出す。公権力を養父と勘違いしていた問題児が、おずおずと闘志を燃やす姿は必見。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆爆破現場の恐怖とメディアの怖さ、冤罪を顧みない不気味さに呆然。ラスト、リチャードの言葉と弁護士の眼差しに落涙。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆近年のイーストウッドの典型ながら『ジョーカー』との相似に驚く。善意と愚鈍の間で無防備に佇む主演ハウザーが凄い。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆映画の生命線となるポール・W・ハウザー。俳優の魅力を存分に活かすイーストウッド演出。伏線回収の手法もお見事。

INFORMATION

「リチャード・ジュエル」(米)
全国公開中
http://wwws.warnerbros.co.jp/richard-jewelljp/index.html

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年1月23日号)



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